近年、欧米では盛んに高性能電動アシスト自転車がリリースされていますね。当サイトでも「Bolt M1」や「Oto」、「Vintage Electric」を紹介しており、その高い走行性能とユニークなスタイリングに着目して来ました。
そこで今日は、ご好評いただいた「Vintage Electric」の続編として、前回ご紹介しきれなかったモデルをご覧いただきましょう。アメリカで企画から製造まで行われている電動アシスト自転車「Cruz」です。
Vintage Electric「Cruz」
カラーラインアップは全3色。タイトル画像が”Fiesta”で、上の2点が”Aqua”、”Cola”。名前のネーミング・センスもナイス! それではディテールを見てみましょう。
アメリカンバイクの象徴”Harley-Davidson”のV-Twinを模したアルミ製バッテリーボックス。アメリカ国内で砂型鋳造により作られています。内部に収められるバッテリーはリチウムイオン。フル充電まで2時間。航続距離は35マイル(約56km)です。
高い走行性能に対応して、ブレーキにはシマノの”Alfine”油圧ディスクブレーキを装備しています。
快適なシティライドを楽しむため、タイヤにも高性能が求められます。ここにはドイツの名門Schwalbe社の”Fat Flank”が奢られています。
ハブにはアメリカの老舗メーカー”Phil Wood”をチョイス。CNC加工により作られた、自転車界では知られた名品です。
そしてクロームメッキが施された美しいヘッドライトと、
ガソリンタンクを模した木製パネルがチャームポイント!
そして仕上げはイギリスの名品”Brooks”のサドル。ビンテージスタイルには、コレで決まり!
ちなみにこの車輛、モード切替が可能だそうで、アメリカでの合法的使用に適したモードでは250~750ワットを、レースモードでは3,000ワットを発生します。アメリカでの販売価格は4,995ドル(本体価格)、日本円にすると約55万円です。
それでは動画もどうぞ!
Vintage Electric
最後に、この魅力的なE-Bikeを製造している”Vintage Electric”の面々をご紹介しておきます。エレガントな車輛を作る同社ですが、メンバーは以外にマッチョなので驚かされました!
いかがでしたか? 日本では電アシと(微妙に卑下されつつ)呼ばれているこのジャンルですが、私たち日本のユーザーも見方を変えて、カッコよくて速い原付の一種と認定したらどうでしょうかね?