JR東日本が提供するサイクリストのための列車「B.B.Base」をご存知でしょうか?このBBBaseの車内にはサイクルラックがあり、房総半島の目的地まで快適な旅を楽しむことができるんです!
サイクリストなら知っておきたいB.B.Base!
B.B.Baseとは「BOSO BICYCLE BASE」の略。
グレーを基調とした列車のデザインは、サイクリストの移動基地をイメージしたもので、6両編成の車内には99の座席があり、すべて指定席で禁煙となっています。車内には、ゆったりできるボックス席もあり、テーブルにはモバイルの充電が可能です。4号車は、トイレとフリースペースが用意されているので、席が離れていても会話を楽しめる場所があるのは嬉しいですね。
サイクルラックへの固定は簡単で、前・後輪をサイクルラックに収納し、フレームをベルトで固定するだけです。BBBaseの床は、ビンディングシューズでも滑りにくいような仕様となっています。
まずは動画で確認しよう!
泥除けや後輪を囲うようなスタンド、ブロックパターンのタイヤ、3つ以上のタイヤを装着しているタイプのもの、折りたたみの自転車や自分で改造した自転車などは搭載できないこともあるので、気になる方は事前に確認した方がよさそうです。
対応のサイズなどがありましたので、参照してみてくださいね。
- タイヤサイズ:18~29インチ
- タイヤ幅:49mm以下
- ハンドル幅:600mm以下
- 重量:15kg以下
- 前輪とダウンチューブの隙間:20mm以上
ホイールベース
- 18〜21インチ:1,060mm以下
- 22〜25インチ:1,100mm以下
- 26インチ:1,110mm以下
- 27.5〜28インチ・700C:1,130mm以下
- 29インチ:1,180mm以下
「B.B.Base」で房総のどこまで行けるの?
行き先は、内房と外房、佐原と銚子の4コース。
平日の運行は予定されておらず土日の限られた時間のみ利用できる列車なので、イベントなどで利用できないこともあるようです。
両国駅から出発し、ここから各コースの目的地まで60〜90分ほどで到着します。
内房コースは館山と和田浦、銚子コースは、松尾、干潟、銚子に停車しますが、他の外房、佐原コースは、最終の目的地まで直通です。自分のプランに合わせてコースを選択し、街並みや景色を楽しみながら走ることができそうですね。帰りの電車の時間は17:00~17:30頃のみなので、乗り遅れると普通の電車で帰ることになりそうです……
例えば佐原コースの場合
料金は、大人6,500円(往復料金)。この料金のなかに佐原エリアで食事やスイーツが楽しめるクーポン(約1,000円分)も含まれているようです。日帰りでちょっとした旅行になりそうですね。
房総ならではの景色やご当地グルメが味わる、ちょっと贅沢なサイクリング。都会の喧騒から離れて、リフレッシュするのに最高ですね。ぜひ、次の旅行プランに入れてみてはいかがでしょうか!