国内メーカー各社からの生産終了のお知らせが続き、古くからのモーターサイクルファンが悲しんでいました……
ホンダで言えば、元祖ファンバイクの名車「モンキー」が50周年記念スペシャルがファイナルになってしまったり……
ヤマハに至っては、同社を代表する名車が次々と生産終了に追い込まれてしまいました。
昨年から続く一連の生産終了はメーカーが望んだワケでは決してなく、ご存知の通り、排ガス規制の結果。仕方ないこととは言え、これ以上の名車が消えてしまうのは、もう耐えられない!
「CB1300 Super Four」&「CB1300 Super BOL D’OR」
そんな私たちの声が聞こえたのか、ホンダが長寿ネイキッド「CB1300 Super Four」の2018年モデルを発表してくれました!
「CB1300 Super Four」は、1992年11月に「PROJECT BIG-1(プロジェクト ビッグワン)」のコンセプトに基づいて発売した「CB1000 Super Four」の進化モデル。1998年3月に1,300ccへ排気量をアップ。2003年2月に軽量化や排気システムの変更など、出力特性をさらに向上し、機能を充実させフルモデルチェンジを受けて来ました。
2005年2月には風防効果の高いフロントカウルを装着した「CB1300 Super Bol D’or」が追加されました。
力強いエンジン性能と軽快な操縦性、ツーリングでの快適性を高次元で調和させることで、”走りの感動”を具現化。多くのファンの支持を得ているのはご存知の通りです。
今回発表された2018年モデルでも「Super Bol D’or」も併せて発表されました!
細部をアップデートしてユーザーフレンドリーに!
パッと見では大きな変更が無いように見える2018年モデルですが……
- 最高出力を従来モデル比で+7kwの81kwに向上させた直列4気筒エンジン。
- 直列4気筒らしい吹け上がり感と重厚なサウンドの排気音を実現した小型2室構造マフラー。
- クラッチレバーの操作荷重を軽減し、シフトダウン操作時の急激なエンジンブレーキによる後輪ホッピングを低減するアシストスリッパークラッチを採用。
- よりニュートラルなハンドリング特性にチューニングを施した前後サスペンション。
- フロントブレーキキャリパーのピストン径を最適化し、ブレーキ効力を向上。
- CB1300 SUPER FOURに伝統と先進を融合させた丸形LEDヘッドライトを採用。
- シャープなデザインの小型バータイプLEDウインカーを採用。
- 燃料タンク上面に配したPROJECT BIG-1誕生25周年記念専用マーク。
- 利便性を高める別体式ETC車載器を標準装備。
- 冷寒時に快適性を高めるスポーツグリップヒーターを標準装備。
- 電装品の充電に便利なアクセサリーソケットをシート下に装備。
- 前後ホイールに空気圧調整時の利便性に配慮したL字型エアバルブを採用。
- 使い勝手を高めたプッシュタイプのヘルメットホルダーを左シートカウルに装備。
- 耐久性と質感を高めるウェーブキーを採用。
と……
エンジンから足回り、そして細部に至るまで、最新モデルに相応しくアップデートが施されており、よりユーザーフレンドリーなモデルに進化しています。
今回の2018年モデルは「CB1300 Super Four」を今後も継続していくというホンダの意思表示。嬉しいことですね!
気になる発売日と価格は?
気になるのは発売日と価格ですが……10月20日(金)に発売と発表されており、車両本体価格(消費税込み)は………
- CB1300 SUPER FOUR:144万7,200円
- CB1300 SUPER BOLD’OR:155万5,200円
と、かな~りお高くなっております。
が、生産終了よりは遥かにマシ。この位のお値段にしないと、生産継続が困難な時代なのでしょう。まずは継続してくれたホンダさんに感謝しなきゃですね!
「CB1300 Super Four」&「Super Bol D’or」のスペック
〈 〉内はSuper Bol D’or
- 全長×全幅×全高:2,200×795〈825〉×1,125〈1,205〉mm
- ホイールベース:1,520mm
- シート高:780mm
- 車両重量:268〈274〉kg
- エンジン種類 / 弁方式:水冷4ストローク4気筒/DOHC4バルブ
- 総排気量:1,284cc
- 内径×行程:78.0×67.2mm
- 圧縮比:9.6
- 最高出力:81kW[110PS] / 7,250rpm
- 最大トルク:118N・m(12.0kgf・m)/ 5,500rpm