箱根は静岡県に近い神奈川県南西部の一角で、古来東海道の要衝であり、「天下の険」と謳われた難所で、箱根峠のふもとには宿場や関所が置かれていた。
現在ではいわずもがな観光地として発展し、温泉や情緒溢れる旅館が軒を連ねる温泉街ともあって、全国から様々な観光客が押し寄せる神奈川県を代表する観光スポットの一つとなっている。今回はそんな箱根を舞台にした大人のツーリングコースをご紹介したい。
十国峠
「火が峰」「日が峰」「日金」「丸山」と呼ばれてきた山の一部で、標高765mの日金山の頂上。360度のパノラマに四季折々の美しい景色が広がる絶景スポットである。また、箱根ターンパイクから向かえば、緩やかな峠道を楽しみながらのライディングも楽しめる。
ITOH DINING by NOBU
建築家 松田恵蔵氏、日本を代表する左官職人 久住有生氏、世界的に有名な和紙の芸術家 堀木エリ子氏によって造られたという店舗は箱根強羅の自然の中に調和しつつも、独特の存在感を醸し出している。ストレートに表現すれば、和風モダンといった趣であろう。
店は高台にあるので入店するには通常階段を上がるが、庭園の右横にはスロープもあり、車いすでも入店可能なバリアフリーとなっている。店内には鉄板焼きのカウンター席が用意されオーナーシェフである伊藤氏自らが、調理を始めてくれる。
箱根強羅 別邸今宵 – Koyoi –
大人だけが味わえる上質の時間を大切な方と、心ゆくまで過ごす、というコンセプトの元に作られたという極上の温泉宿、別邸今宵。
総部屋数14室の全てが二人での宿泊用のデザインとなっており、チェックインからチェックアウトまで二人専用のラウンジ席が用意されるなど、大切な方をエスコートするのにふさわしい、まさに大人の隠れ家的な存在だ。
ラウンジの中央に配置されたライブキッチンでは、シェフがお客様の目の前で調理をするなど、五感を通して料理を楽しむこともできる。同時に提供される会席コースも四季を表現したこだわりの美しさを再現している。 日常から離れて、特別な時間を箱根の強羅で過ごしたいという方にオススメしよう。
今回は、箱根で優雅な時間を過ごすためのスポットを3件紹介したが、ぜひ夫婦・カップルのツーリングコースとして参考にしていただきたい。
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