昨年のミラノショーでKTMが発表した新開発の水冷並列2気筒エンジンを搭載するハイパーネイキッドモデル「790 Duke」を覚えていますか?
https://forride.jp/motorcycle/ktm_790-duke-pt
新開発エンジン搭載車であるうえ、それがKTMらしいアクの強いエクステリアを有する軽量な車体に搭載されるということで、最も個性的な1台としてご紹介いたしました。
「790 Duke」は市販バージョンが発表された!
そんなKTMですが、期待に違わず「790 Duke」がミラノショーにて発表されました!
プロトタイプと比較してしまうとソリッドな感じは削がれてはいますが、それでも”Duke”ファミリーの一員らしい、一目でKTMとわかる個性的なエクステリアを採用しています。
最大の注目は新開発されたLC8水冷パラツインエンジンは最高出力105馬力を発生させます。
バルブ駆動はもちろんDOHCですので8バルブとなります。ニカジルメッキが施されたアルミニウム製シリンダーはスリーブレス仕様です。
メインフレームは強化クロム鋼製。ご覧の通り、エンジン本体を強度メンバーに加える構造とされています。
一方のサブフレームはアルミニウム製。エアクリーナボックスはココが保持します。
フロントフォークは”WP Suspension”製品。43mmのオープンカートリッジの倒立タイプを採用。フロントブレーキは300mmのダブルディスク。
ちなみにリアショックも”WP”製品が採用されています。
ということで、華々しく発表されたKTM「790 Duke」ですが、既にKTM Japanの公式ウェブサイトにも掲載されており、日本導入は間違いありません。
発売日や価格については、同社ウェブサイトをチェックしてみてくださいね!
「790 Duke Adventure R」が隠し玉だ!
そして続いてご紹介するのがKTMの隠し玉、「790 Duke Adventure R」です!
本稿執筆時点(11月8日16時)では残念ながらディテールは未公開ですが……得られたプレスリリースによりますと、「790 Duke」と同じLC8エンジンを搭載。軽量&コンパクトな車体を有するアドベンチャースポーツ・モデルとして開発されました。
高いオフロード走行性能を生かしたミドルレンジのライディングや、トラベルエンデューロといったジャンルでの活躍が期待されます。
エクステリアはアドベンチャースポーツ・モデルに相応しいデザインに変更されています。エンジン下のサンプガードの厳つい感じが本車両の使用目的を明らかにしています。
前後足回りは「790 Duke」同様に”WP”製品と思われますが、当然仕様やセッティングは異なるはず。エグゾーストは”Akrapovic”製品が奢られていますが、こちらも市販時にどうなるのでしょうか?興味は尽きません!
「790 Duke Adventure R」の商品化に期待!
いかがでしたでしょうか?オフロード界の巨人KTMの隠し玉「790 Duke Adventure R」と市販間近の「790 Duke」。筆者はKTMらしい個性溢れる車両だと感じました。前者には商品化を、後者には早期日本導入を期待したいところです。
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