冒険野郎の代名詞!アドベンチャーバイクの選び方

長距離ツーリングを快適にこなせて、その気になればオフロード走行も楽しめる、今そんな「アドベンチャーバイク」がブームになっています。
海外勢はもちろん、国内メーカーも続々と新モデルを発売しているくらいです。今大人気のアドベンチャーバイクの魅力と選び方を解説します!
魅力1:長距離走っても疲れない
アドベンチャーバイクは長距離をツーリングする前提で作られているので、他のジャンルのバイクより疲れにくい設計になっています。
具体的には大柄な車体に座面の広いシート、余裕のある大排気量エンジン、トラクションコントロールや電子制御サスペンションなどのハイテク武装がそれに当たります。
また、乗車ポジションがほぼ直立状態となるので、バイカーの腰に負担がかからないところもポイントです。
魅力2:荷物が大量に積める
さらにアドベンチャーバイクには大柄で頑丈なリアキャリア、メーカー純正のフルパニアセットが設定されていることが多く、他のジャンルのバイクよりも大量の荷物を積載可能です!
全体的にリアシートがフラットな作りになっていて、車体のフレームやタンデムステップなどにロープを引っ掛けやすくなっていることも、積載力アップに貢献しています。
キャンプ道具をフル積載した状態で、更に「必要なものは全て持っていく」これがアドベンチャーバイクスタイルです!
魅力3:オフロードも走れる
今でこそ「アドベンチャーバイク」という呼び名が定着していますが、ブームになる前は「ビックオフ」と呼ばれていた時期もあります。
つまり、元々オフロードバイクを大型化させて、その上で旅性能をアップさせたマシンこそがアドベンチャーバイクなのです。そうした素性ということもあり、当然オフロード走行は得意分野です!
とはいってもそれなりの車重があるので、本格的なオフロード走行だとバイカーの力量やタイヤ選びが問われますが、フラットな林道くらいなら誰でも簡単に走破できる性能を秘めています。
選び方のポイント1:足つきを要チェック!
アドベンチャーバイクを選ぶ際は、他のバイクよりも入念に足つきをチェックしましょう!軽量なマシンの場合は、仮に爪先立ちでもそこまで苦労はしませんが、アドベンチャーバイクともなると車重200kg越えなんてざらです。そうやすやすとは支えられなくなってきます。
特に荷物満載でツーリングをしている時は、車重プラス10〜30kgくらいの重さとなるので、傾斜している場所での信号待ちはかなり危険です。
全体的に足つきは悪い傾向にありますが、その中でも比較的良いものを探すか、ショップでローシートへの変更や、サスペンション設定で少しでも足つきが良くなる相談をしてみましょう。
選び方のポイント2:ロード寄りかオフロード寄りか
オンオフ問わずに走れるのがアドベンチャーバイクの魅力ですが、それでも大きく分けると「ロード寄り」と「オフロード寄り」のマシンに分かれています。
代表的なところでいえば、例えばBMWのGSはロード寄りの設定、KTMのアドベンチャーやホンダのアフリカツインなどはオフ寄りの設定となっています。
基本は舗装路しか走らないけど、たまにフラット林道を走るくらいの場合はロード寄りのマシンを、主にオフロード走行がメインで、舗装路はそこまでの過程という場合はオフロード寄りのマシンをチョイスしましょう!