【バイク動画あるある】いつからバイクのPR動画はダークなイメージになったの?

最近のバイクメーカーが送り出すPV(プロモーションビデオ)を見ると、ダークなイメージの動画が目立つような気がしませんか。もっとアグレッシブルで躍動感ある演出でもいいと思うのに、ちょっとワルっぽくてクールさを主張した動画がトレンドのように思えてきます。そんなダーク系バイク動画の謎に迫ってみました。

 

最近、暗~いダーク系PVが多いのはなぜ?

YouTubeでメーカーオフィシャルサイトからバイクのPV見ると、なんだかダーク系のイメージの動画が多いように思いませんか。若者たちがバイクで夜の街中を颯爽と駆け抜ける、そんな内容の動画が目立ちます。

 

バイクは趣味嗜好の強い乗り物のため、ワイディングを爽快にツーリングしたり、サーキットを走ったり、女性をタンデムシートに乗せて昼間の市街地を走らせたり、もっと爽やかなPVほうがそれを製造するメーカーにとって良いイメージにつながるはず(ちょっとオールドファッションかもしれませんが……)。

夜を駆けぬける姿が映し出されるダーク系PVだと、人によっては「暴走族っぽいなあ」と捉えてしまうかもしれません。

 

ダーク系PVが多くなった理由はストリートファイター系

ダーク系なイメージの動画が多くなった理由、はっきりとはしませんが共通していえるのが、そのPVはストリートファイター系バイクをプロモーションする場合が目立ちます。

 

ストリートファイター系バイクとは

「ストリートファイター」と聞くと格闘ゲームのことを思い浮かべますが、バイクであればカスタムバイクの一種のスタイル、またはメーカーがそのようなカスタムバイクをイメージしたジャンルのことです。

共通点としては、異形のヘッドライトやビキニカウルを装着し、スーパースポーツバイクのようなエッジを効かせたシートカウルや、なかにはサイドカウルやアンダーカウルを取り付けネイキッドバイクをよりスポーティーにしています。

 

フリースタイル / エクストリームバイクのように、スーパースポーツバイクのカウルを取り外し、小さなビキニカウルとヘッドランプを取り付けたカスタムもストリートファイター系に属する場合があります。

 

ストリートファイターの語源は

語源の由来は定かでありませんが、2001年に発行されたイギリスのモーターサイクル誌「Extreme Streetfighter Motorbikes」でこのようなカスタムのバイクを大々的に取り上げているのが発祥と考えられます。

このようなストリートファイター系は、都会的な市街地に浸透するデザイン、正統なネイキッドやスーパースポーツより若干ワルっぽいスタイルという共通したイメージ。

海外では夜の街にバイクで集う若者の間で流行ったことから、欧州では非常に人気のカテゴリーです。

 

ダーク系PVは夜の街を颯爽と走るイメージ

ホンダ・CB600Fホーネット

ストリートファイター系バイクが上記で説明したようなイメージから、ヤマハ・MTシリーズやカワサキZ650といったモデルは夜の市街地が舞台です。

過去に欧州で販売台数ナンバーワンを誇っていたホンダ・CB600Fホーネットも、昔は丸目ヘッドランプのネイキッドモデルですが、2007年のフルモデルチェンジでは異形のヘッドランプにかわり、ストリートファイター系へと変わっていきました。

ベストセラーモデルのデザインを変えてしまうほどストリートファイター系は人気であり、暗闇を街を舞台としたダーク系のPVが、その人気を後押ししているのです。

 

ダーク系PVの先駆けは

ダーク系PVの先駆けはどんなバイクだったのか。

ストリートファイター系の元祖であるトライアンフ・スピードトリプルのPVを見ると、今から15年前の2005年モデルからダーク系PVを使用していました。

ほかの海外車や国産車のストリートファイター系バイクでみても、スピードトリプルより前からダーク系PVを流していたモデルは見当たらず、ダーク系PVの元祖はスピードトリプルと言っていいでしょう。

 

まとめ

ダーク系PVは、時代と共に変化するバイクのトレンドにより、そのイメージを強調するため暗闇の市街地を走行するバイクの宣伝へとなってきました。

ストリートファイター系バイクを宣伝するダーク系PVは、バイクの新たな価値観を生み出しています。