BMW史上最大排気量のボクサーツインが、市販化間近!BMWから「Concept R18」と「Concept R18/2」が発表され、2020年には市販モデルが登場する見方がされています。
注目のエンジンも仕様が公開され、スペックの内容は鬼トルクの豪快なエンジン!BMWユーザーだけでなく、ハーレーユーザーも欲しくなるバイクになるはずです。
そのまま市販してほしい!R18シリーズ市販ももうすぐ?

BMW・Concept R18/2

BMW・Concept R18
BMWは新型コンセプト「コンセプトR18/2(Concept R18/2)」をEIMCA2019で世界初公開し、コンセプトR18/2の前には5月に「コンセプトR18(Concept R18)」の公開もしており、コンセプトモデルである2台は、このまま発売してほしいと思えるほどの高い完成度です。
エンジンは、以前から注目を集めていたビッグボクサーツイン。約1年半前からこのエンジンを搭載したカスタムバイクがお披露目され、どのようなバイクに搭載されるかベールに包まれていたままで、今回そのエンジンの全貌を明らかとされました。
クラフトマンシップが感じられるコンセプトR18
R18は2016年に発表されたコンセプトモデル「R5オマージュ(R5 Hommage)」を彷彿とさせるアメリカンクルーザースタイル。
発売されればR1200C以来のアメリカンクルーザーモデルがBMWのラインナップに加わることになります。
車体はクレードルフレームにR18エンジンを搭載し、王道のロー&ロングなスタイル。
フロント21インチ/リア19インチのタイヤはワイヤースポークホイールに装着され、重量級であろう巨大な車体を受け止めるブレーキは、大径のブレーキローターと大きなキャリパーが装着され、これならストッピング性能も安心です。
ティアドロップのタンクやシングルシート、さらにリジットに見えるカンチレバー式リアショックはカスタムテイスト溢れた作り込みで、市販モデルでは極力このままの形を残してほしいと思えます。
コンセプトR18/2は流行りのドラッグレーサースタイル
EICMAで公開されたR18/2は、ビキニカウル、メガホンマフラー、ドラッガーシートにキャストホイールを持ったドラッグレーサースタイル。クラシックなR18とは対照的にR18/2はスポーティーな雰囲気です。
流行りだったドラッグレーサーのカスタマイズが、近年になりメーカーの標準モデルにラインナップされ定着しつつあるため、R18/2はまさにイマドキのバイクといえます。
しかし、搭載されるエンジンはBMW史上最大のボクサーエンジンであるため、走っている姿の迫力に圧倒されるでしょう。
エンジンは3,000回転で15キロの鬼トルク
これまで、BMWは新しく作った空冷ビッグボクサーツインエンジンを有名なカスタムビルダーへ授け、ビルダー達により「デパーテッド」、「リバイバルバードケージ」が生み出されました。
その造形美には誰もが見入ってしますほどでしたが、肝心のエンジンはベールに包まれたままでした。
去年の11月30日に、ようやくエンジン仕様が公開され、排気量1,802cc(ボア×ストローク:107.1mm×100mm)の空油冷・ボクサー2気筒OHV4バルブエンジンであることが明らかになりました。
最高出力は67kw(91HP)/4,750rpm、最大トルクは158Nm(15.2kgf・m)/3,000rpmを発揮し、アイドリングは950rpmで維持され、エンジン単体で110.8kgとコンパクトカーに搭載されるエンジン並の重量です。
最大回転数は5,750rpmとしていますが、3,000rpm付近で15キロのトルクを発揮させるため、おそらく空冷2気筒クラスでは最強のトルク力です。アクセルを開けたときの鼓動感は、想像しただけで一度でいいから味わってみたく思えてきます。
まとめ
何度もいうようですが、R18とR18/2はあくまでコンセプトモデルであるため、今後BMWが市販化するモデルが、R18とR18/2の形そのままで登場するとは限りません。年々厳しくなる安全性能や排ガス規制にあわせて、灯火系やマフラーの形は市販モデルになると変わってくることが予想されます。
海外メディアが報道したスパイショットなどから、R18と同等のスタイルで市販化されることが有力視されていますが、R18/2の市販化については不明。これほど見ている我々が胸躍らされるため、2台とも市販することを願いたいです。