当サイトにて度々ご紹介している通り、近年のBMWモトラッドは全方位的に充実しまくっています。
スクランブラーの投入に始まった「R nineT」シリーズのラインアップ拡充は、”カフェレーサー”、”アーバンG/S”、それにベースモデルのアップグレードと留まるところを知らず……
サーキットに目を向ければ、カーボン製フレームを採用した軽量市販レーサー「HP4 RACE」をニューリリースしています。
それに、環境に配慮した電動スクーター「C evolution」を発売しており、あらゆるジャンルで世界のモーターサイクル・メーカーをリードしているように見えます。
ETC車載器を全車に標準装備
そんなBMWが、2017年9月1日以降出荷分の全二輪車モデルに、ETC車載器を標準装備とすると発表しました。これは二輪車メーカーとしては日本初の試み。ライダーにとっては勿論のこと、渋滞を緩和できますから、社会的にも大きな出来事と言えましょう。
装備されるETCは、最新のETC2.0。次世代ETCサービスとして、料金収受や渋滞回避、安全運転支援等の情報提供サービスを可能にします。将来的には、ITSスポットを通して収集される経路情報を活用した新たなサービスの提供も検討されており、利用者の利便性を向上させるはずです。
搭載される車載器は、薄型の本体にGPSとETCの一体アンテナを搭載しているため、車両のスタイリングを損なわず搭載可能。ETC2.0の情報専用LEDインジケーターも付いており、高速道路上の緊急情報や注意警戒情報をインジケーターの点滅で知らせるため、ETC2.0の利便性を効果的に活用することが可能です。
今回のBMWモトラッドの決定で画期的なのは、需要が多い全モデルにETC車載器を標準装備とする、としたこと。これで全ライダーの利便性の向上と、快適なライディングのサポートが可能となります。
それに留まらず、将来の交通状況の発展に寄与するとともに、モーターサイクル業界に先駆けて機能改善を図っていく姿勢を明確にしている点が注目に値します。BMWモトラッド、応援したくなりますね!