遂にBMWモトラッドがニューモデル「R18」を公式発表しましたね。もちろん当サイトでは本モデルをウォッチしておりましたので……
このように市販化されることを見越した記事を掲載していたわけですが……予想外だったことが一つ。それは……作り込みの凄さ、であります!
メーカー純正でエイプバーを装着した「R18」
それがコチラ! 「R18」公式発表で公開された画像のなかに、なんとご覧のようなモデルが存在していたのです。
実はコレ……今後リリース予定のBMWモトラッド純正アクセサリーの装着イメージ。
まずはハーレー純正でもココまでは……ってぐらいのエイプバーを装備しているほか……シリンダーやフロントフォークのボトムケースがブラックアウトされています。
独特なデザインのアルミ製ホイールを装備しています。ヘッドライトシェルは小振りなものを採用しており、そこもブラックペイントが施されていると……。
そして……仕上げはハーレーのカスタムエグゾーストとして御用達の”VANCE & HINES”製のブラックマフラー!
ということで、ほぼほぼアメリカ市場を狙い撃ちしていることが、ヒシヒシと伝わって来るのであります。
BMWモトラッドの用意周到さは、コレに留まりません。
クラシカルに寄せた「R18」も公開された!
先程のチョッパー風味な「R18」とは違った、クラシカルでエレガントなコチラの純正カスタム仕様もまた、公式発表されているのであります。どうでも良いですが、筆者的には断然コチラが好みであります。
鞍型のソロシート、太めの前後タイヤ、ハンドルグリップにまでブラックを採用しています。
この佇まいは……
戦前のBMWを代表する名車「R5」をモチーフにして実現したものであります。時代に即して豪華さがテンコ盛りになっていますが……充分にソレっぽく仕上げて来ているのです。
コレが標準仕様の「R18」だ!
最後になりますが、標準仕様の「R18」をご紹介しておきます。
「R18」はBMWモトラッドの伝統を継承しつつ、そこに新たなテクノロジーを融合させたクルーザーモデルであります。
搭載するのは、新開発された2気筒ボクサーエンジン、排気量はなんと1,802cc!にもおよぶいわゆる「ビッグ・ボクサー」です。公式リリースによると、これまでの量産モーターサイクルに搭載された中で最もパワフルな2気筒ボクサー・エンジンだそうです。
最高出力は67kW(91ps)/4,750rpm、最大トルクは2,000〜4,000rpmのエンジン回転域で常に150Nm以上を発揮します。最もパワフルと言う割には、トルク重視である点なんかは好感が持てますね。
そして車体を見て行きますと……ベースとなるのはダブルループ鋼管フレームです。鋼管部品と鋳造部品または鍛造部品間の溶接継手などのディテールにも丁寧なコダワリが感じられるだろう、と豪語しています。
しかし……注目すべきはリアフレーム構造。ハーレーが遥か昔に始めたソフテイル(リジッドフレームに見えるリア1本ショック)が流行中の現在、BMWモトラッドでもソレが採用されました! プレスリリースによりますと……
伝説のモデルBMW R 5と同様に、リヤ・スイングアーム(同等のデザインを採用)は、リヤ・アクスル・トランスミッションの周囲をボルトで固定する本格的なスタイルを採用しています。
とのことですが……ちょっと言い訳っぽいっですが、まぁ良いでしょう。
ローランサンズデザインのカスタムパーツも登場予定!
さてさて……標準仕様のほか、インディビジュアライゼーション=カスタム性能の高さを謳い登場した「R18」でありますが、実は、ローランサンズがデザインしたカスタムパーツが登場予定であると、公式発表されています。
日本でのお値段や発売日は未発表ですが、確実にリリースされるはず。情報が出てきましたら、続報打ちます!
BMWモトラッド