ホンダがの誇るフラッグシップモデル「CB1300 SUPER FOUR」が登場から30周年を迎えました!
EURO5やEURO6等の世界的な規制クリアを前提とした開発であるため、名車と言われながら惜しまれつつも生産中止を余儀なくされるケースも増えている昨今、これは偉業と言っても過言ではありません。
そこで今回は、30周年を記念して発売された特別仕様車「CB1300 SUPER FOUR SP 30th Anniversary」をご紹介していきます。
過去の振り返り…「CB1300 SUPER FOUR」のご先祖は1,000ccだった!
ベテランライダーにとって当たり前の話でしょうが、なにしろ「CB1300 SUPER FOUR」は発売開始から30周年を迎えた長寿モデルですので、ご先祖の存在を知らない方がいても不思議ではありません。そこでまず、CB1300 SUPER FOURの歴史をサッと復習しておきましょう。
上記のモデルが初代”SUPER FOUR”です。サイドカバーに記載されている通り、排気量は1,000ccでした。ですので、モデル名は「CB1000 SUPER FOUR」でした。ただし、当時のリリースを読み直すと、
BIG-1コンセプトには、“迫力ナンバー1”・“存在感ナンバー1”・“ライダーにとってのナンバー1”といった願いが込められており、日本のフラッグシップモデルの実現を目指しました。
と書かれており、このコンセプトは現在まで不変。ホンダの基本思想の正しさと、それを実現する高い技術力が証明されていると言えましょう。
1998年には、世のビッグバイクブームに乗り遅れまいと1,300ccへとアップデート。さらに高い動力性能と迫力に満ちた感動性能を求めるライダーのニーズに対応しました。
2018年には、オーリンズと共同開発した専用フロントフォークとリアサスペンションと、ブレンボ製のラジアルマウント4ポットキャリパーをフロントブレーキに採用した「CB1300 SUPER FOUR SP」と「CB1300 SUPER BOL D’OR SP」が追加され、さらに2020年には先進電子制御デバイスを装備。
基本設計を変えることなく、深化と熟成を続けて来ました。
「CB1300 SUPER FOUR SP 30th Anniversary」は期間限定の受注生産!
そしてこちらのモデルが今回発表された「CB1300 SUPER FOUR SP 30th Anniversary」と、同時に発表されたクラシカルなハーフフェアリングを装備した「CB1300 SUPER BOL D’OR SP 30th Anniversary」です。

CB1300 SUPER FOUR SP 30th Anniversary

CB1300 SUPER BOL D’OR SP 30th Anniversary
カラーリングは、パールホワイトを基調としつつ鮮やかなキャンディーレッドと煌びやかなゴールドメタリックを組み合わせた「パールサンビームホワイト」を採用しております。
メインフレームを高級感あふれるメタリックレッドでペイントしているほか、タンク上部には30周年記念のロゴを配するなど特別な仕様とされています。
それ以外は既存の「CB1300 SUPER FOUR SP」と変わりありませんが、それこそがBIG-1。これで良いのです。普遍こそ正義です!
両アニバーサリーモデルは、受注期間限定(2022年10月21日[金]~2023年1月9日[月・祝]まで)で発売されます。
「CB1300 SUPER FOUR SP 30th Anniversary」のスペック
エンジン型式 | 水冷直列4気筒DOHC |
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排気量 | 1,284 cc |
最高出力 | 83kW/ 7,750rpm |
最大トルク | 112Nm / 6,250rpm |
車両重量 | 266kg |
全長×全幅×全高(mm) | 2,200×795×1,135 |
最低地上高(mm) | 140 |
シート高(mm) | 790 |
変速機 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 21L |
タイヤサイズ | 前:120/70ZR17M/C(58W)、後:180/55ZR17M/C(73W) |
カラー | パールサンビームホワイト |
価格(税込) | 195万8,000円(SUPER BOL D’OR SP 30th Anniversaryは206万8,000円) |