【衝撃】マフラーの位置が天才すぎるモトグッツィカスタム!

カスタムバイクの世界では、1960年代にイギリスで発祥したカフェレーサーは定番スタイルのひとつ。ネイキッドバイクをベースに、低いセパレートハンドルやシングルシート、丸型ヘッドライトなどにより、レトロでスタイリッシュな雰囲気を醸し出せることが特長です。

そんなカフェレーサー風のスタイルを踏襲しながらも、シートカウルから伸びたセンター出しマフラーや極太の倒立フロントフォークなどで、強烈なインパクトも合わせ持ったマシンを発見! 「OFFICINE ROSSOPURO」というイタリアのモトグッチ専門カスタムショップが手掛けた1台を紹介しましょう。

 

左サイドからのフォルムもレーシー

ベースとなったのは、2000年代前半にイタリアのモトグッツィが生産していたグリーゾ1100というモデルです。モトグッツィのお家芸ともいえる縦置きクランクシャフト採用の空冷Vツイン(2気筒)エンジンとドライブシャフトの組み合わせや、独特なデザインのパイプフレームなどが個性を主張。排気量1100ccエンジンがもたらすビッグトルクにより、快適な長距離走行を実現する巨大クルーザーマシンでした

そのキャラクターを活かしつつ、様々なワンオフパーツの投入や各部に手を加えることで、全く違うイメージに作り上げたのがこのバイクです。

まず、注目なのが、サイレンサー部をシートカウル内に配置したオリジナルのセンター出しマフラー。リヤビューをまるで戦闘機やロケットのようなイメージに演出していて、とってもカッコいいのです。

 

エキゾーストパイプも同じくオリジナルで、車体前方からエンジン真下で集合するまでは純正と同様の取り回しですが、違うのはその先のエンド部。

左スイングアーム付近に巨大なサイレンサーが鎮座するノーマルに対し、こちらでは急激にエキゾーストパイプを上方に立ち上げることで、シートカウル内のサイレンサーへ続く方式に変更されています。

 

これにより、カフェレーサー風のレトロな雰囲気を出しながらも、最新のレーシングマシンのようなスポーティさも融合。特に左サイドからのフォルムは、古すぎず新しすぎない、絶妙なバランスを持ったデザインに仕上がっています。

 

 

足まわりも個性的な仕上がり

スポークタイプの前後ホイールも完全オリジナル。特にリヤホイールには、右側片持ち式というこのバイクの性格がうまく活きていて、左サイドから凝ったスポーク形状がよく分かります。

さらに、リヤのホイールハブやブレンボ製フロントブレーキのローター部、Bitubo製リヤショックのスプリング部など、各部にレッドをアクセントとして入れることで、イタリアンバイクらしさも表現しています。

 

フロントフォークには、極太のマルゾッキ製50mm倒立タイプを採用して、フロントセクションに強烈なインパクト感を加味。元々はアップライトなバー仕様だったハンドルを、フォークマウントのセパレートタイプに変更することで、カフェレーサーらしいフォルムも実現しています。

また、ドライブシャフト上部のトルクロッドやスイングアームピボット部などを軽量かつ高強度のパーツに変更するなどで、走りのアップデートと今風のレーシーなイメージを両立させている点も注目です。

 

しかも、このバイクが製作されたのはなんと2007年というから驚き。13年経った今でもまったく古さを感じさせないどころか、最新のモトグッツィレーサーだといわれても違和感がありません。

やはりイタリアンビルダーのセンスとこだわりには普遍的な魅力がありますね。

OFFICINE ROSSOPURO

公式サイト

平塚直樹

平塚直樹

クルマやバイクの新車やお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジー、カスタム車など幅広く記事を執筆中。バイクやクルマ系雑誌の編集者を経て、フリーライターに。愛車はCBR650R、猫好き。