2020年3月の最後の週末は外出自粛の影響で、あるゆるイベント・お店が活動を休止していますね。世界的にも多くの感染者、死者を生み出したCOVID-19にみんなやはり気疲れしてしまっているようです。
そんなお通夜ムードを取り払おうと、世界各国の企業や個人がユーモアで世の中を活気づけようとしています。中にはなじみ深いあの大企業も……?
VWグループ、アウディによる啓発
自動車大手メーカーであるフォルクスワーゲンの公式YouTubeチャンネルが新しく公開した動画では、「VW」のロゴがそっと距離を取り、「ご協力ありがとうございます」と感染防止の啓発メッセージを表示していました。
大企業ならではの清潔感あるユーモアで、コロナへの予防意識喚起と、世の中の鬱蒼としたムードを明るくしようとしてくれていますね。
Stay at home, keep your distance, stay healthy, support each other – we are in this together. As a global company and a global community, our highest priority is to identify any opportunities to #flattenthecurve.
Stay safe. pic.twitter.com/2G4zaszyM4
— Audi Sport (@audisport) March 20, 2020
もちろんアウディも負けず劣らずにこんな投稿をしていました。
重なっていたリングを離すことで「濃厚接触を避けよう」というメッセージを込め、世界に呼び掛けています。ブラックではないジョークで和みを誘いながらも、このご時世に合わせたナイスなアプローチですね!
「ウォーリーをさがせ」コロナ版!?
こちらは児童向けの絵本「ウォーリーをさがせ!」を描いたマーティン・ハンドフォード氏と、風刺漫画家のクレー・ベネット氏が協力して作成した「コロナウイルス版 ウォーリーをさがせ!」です。
人の集まるビーチですらこの様子。不要不急の外出をしているのはウォーリーだけですね。
残念ながらあくまで特別企画なので、市販はされないそうです。もし原画があればかなり高価なオークションになりそうな予感がしたのですが……。
日本にとってはブラックジョーク:オリンピック
Is this the new logo for olympics.. safety distance.. just for laugh. pic.twitter.com/DEaPmxYCB0
— Lavern (@Lana_sang) March 13, 2020
もはや2020年開催ですらなくなった東京五輪。多様性と調和を象徴する5つのリングが散り散りになり、なんとも言えない悲しい画像に仕上がっています。
「解散!」という意味で海外では笑えるのかもしれませんが、日本国民にとってはとても強烈なブラックジョークです。「just for laugh」なんて言ってられませんね。
「コロナの疑いがあるっつったじゃん!」
Does anyone know else want some Corona from technicallythetruth
こちらは海外でメジャーなSNS「reddit」でシェアされた画像です。左の画像の女性が「You said you were sick!(病気だっつったじゃん!)」と指さして弾劾する中、すまし顔の猫が「No, I said I have a case of Corona」と返しています。
「Have a case of Corona」には2つの意味があり、「コロナの可能性」という意味なのか「コロナ(ビール)の箱ケースを持っている」という意味なのかを明言していないため、嘘は言ってないよ、という英語の文法を逆手に取ったジョークです。
ちなみにコロナビールはこのコロナウイルスの影響で四半期で10%収益減が予想されています。
爆買いにストップかける?皮肉のきいた画像
最後にご紹介するのはこちらのトイレットペーパーに重ねられたメッセージ。トイレットペーパーを買い溜める人々に「14日の間で144ロールものトイレットペーパーを必要とするのであれば、あなたはコロナウイルスを気にする前に何らかの診察を受けるべきだ」と皮肉をぶつけています。
1日1巻でも消費量としては多いくらいなのに、それよりさらに大量に買う人は全く別の疫病にかかっているかもしれませんね。みなさんもあまり日常消費資源を必要以上に買うのはやめましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか、クスリと笑えるものから苦笑いしか浮かばないものまで、多種多様なジョークがありましたね。
ふざけすぎると良くないですが、落ち込んだ気分を立て直すには黒い笑いもたまには必要かもしれません。