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超絶映像!ドローン操作のプロが撮るモトクロス動画

超絶映像!ドローン操作のプロが撮るモトクロス動画

近年、あれよあれよという間に普及したドローン

特に人が直接従事したのでは、危険であったりコスト高であったりするところで、軍事 / 民生、水陸空と分野を問わず様々な目的と用途に活用されています。

 

特に空撮においては、これまでヘリコプター / 飛行機を飛ばしたり、大型クレーン等を使ったりと運用コストが莫大なものになるだけでなく、それらでは物理的・法制的に制限のかかってしまうような映像さえも、比較的低コストで撮影できるようになりました。

 

今回の記事ではちょっとばかり特殊なドローンを使って撮影された、ステキ動画をご紹介します!

 

ドローンによる空撮

超絶映像!ドローン操作のプロが撮るモトクロス動画

昔から無線操縦の飛行機やヘリコプターは存在していましたが、操縦を習得するには一定の訓練と知識と経験が必要であり、無線操縦や撮影のための機材も非常に高価で、運用する場所によっては危険もありました。

 

現在空モノでの主流はクァッドコプター(4枚翼ヘリコプター) / ヘキサコプター(6枚翼ヘリコプター)といった機体のもので、低速での安定性と機動性・ペイロードに優れるとともに、高精度ジャイロセンサー等による操作の簡略化で、飛ばすだけなら誰でもすぐに飛ばせる上に、マイクロカメラの小型軽量化 / 高性能化にくわえて普及による低価格化で、空撮は一部のプロだけのものではなくなってきました。

 

一般向けの廉価な普及品でも、指定した被写体を指定した距離と高度を保ちながら、自動で追尾撮影する機能を備えはじめたほどです。

 

ただ、それらの無風状態での最高速度はプロ仕様の高級なもので60~80km/h程度、廉価なものではその半分未満と、モータースポーツでの追尾撮影に活用するにはやや力不足かといった感もあります。

 

FPV

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FPVとは「First Person View(一人称視点)」で、当事者視点ともいわれます。

分かりやすい例でいえば、乗り物ゲームにおけるコックピットビューでしょうか?

対して車体や機体を俯瞰するような視点は、「Second Person View(二人称視点)」ということになるでしょうが、こちらは言葉としては定着していないようです。

 

どちらにも用途次第でのメリット・デメリットがありますが、FPVでは無線操縦の機体にカメラを取り付け、そのカメラからの映像をモニタしながら操縦することにより、直接的な視覚からの判断によるきめ細かな操作をしながら、臨場感ある操縦感覚を味わえます。

こちらも機材の低価格化により、より普及に勢いがついている様相です。

 

ドローンレース

超絶映像!ドローン操作のプロが撮るモトクロス動画

「自動車レースの起源は?」「二台目の自動車ができたときさ」というジョークもあるように、ドローンによるレースも開催されて世界的に年々隆盛しており、すでにドローンレースのパイロットが職業としても定着しつつあります。

 

レース用ドローンはほとんどがワンオフの機体で、最高速度は200km/h近くになるものもあり、それを「ヘッドマウントディスプレイ」と呼ばれるゴーグルタイプのモニタを装着してのFPV操縦で、様々な障害を含んだコースに挑んで速度と機動性を競います。

 

超絶映像!ドローン操作のプロが撮るモトクロス動画

だいぶ昔に見たことのあるドローンレースでは、従来のRCカー(プレーン)のレースのように、コース全体の見通しがきく場所でのSPV操縦でしたが(現在もレースのカテゴリとして存在はしているようですが)、現在はFPV操縦が主流でパイロットの肉眼では完全に死角になって全体の見通しの効かないようなコース設定になることもあるようです。

 

その昔まだFPVという言葉が一般的でなかった時代に、RCカーにUHFで映像を飛ばせるカメラを取り付け、ポータブルTVでモニターしながら走らせてみたことがありますが。

接地感や操舵感はまるでないところに、スケール換算(1/10スケール、40km/h)では400km/hに届くほどになり、実車での感覚はまるで役に立たず、これに特化するための慣れや訓練が別に必要な感じでした。

 

冒頭で、飛ばすだけなら誰にでもすぐ飛ばせるとは書きましたが、(地面よりも)慣性の影響の大きさと上下の動きも加わったレース用ドローンを、倍~三倍の速度で障害をかわしながら最大効率のラインを狙っていくというのは、F1やMotoGPなどと同様に特別の才能が必要なのかもしれません。

 

ShaggyFPV

すっかり前置きが長くなってしまいましたが、そんなFPVドローンレースでのワールドトップランカーとして活躍するShaggy氏がモトクロスイベントに招待され、そのプラクティス模様を撮影したのがこちらになります。

 

一般的な車載映像での車体マウントとも人体マウントとも全く違い、全く振動によるブレのない美麗な映像が、後ろから前から思いもよらぬアングルから収められています。

 

まとめ

動画タイトルにはVSとありますが。むしろシナジーともいえる映像に仕上がっているのではないでしょうか。

 

ちなみにYOUTUBEのサジェストであがってきた別の動画で「ドローンでF1の追尾撮影に挑戦」といったものがありましたが、こちらはさすがに追いきれずにコースショートカットしながらのインフィールドでの追尾となっていましたが、やはり同様に今までにない視点での迫力ある映像となっていました。

 

公道ではクリアすべき法的な問題も色々あると思われますが、もう何年かすると一般人が普通にフルオートでこういう映像を撮影することも可能になってくるかもしれませんね。

参考ーUnsplash,Flickr
Writer: Kenn

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