ミラノショーを約1ヵ月後に控えた今、なんとイタリアの雄、ドゥカティが「Monster 821」のモデルチェンジを発表しました!
このタイミングでの発表は決してラテンのノリによる無計画ではありません。同社のお膝元で開催されるミラノショーでは……
こんな究極のモデル発表を公言していることから、ミラノショーに向けた準備は着々と進んでいるものと思われます。
「Monster」登場から25周年を迎える!
さて、2018年には、ドゥカティ製ストリートモデルの中核を成すMonsterシリーズの登場から、めでたく25周年を迎えることになります。
コチラがその記念すべき初代。1993年式であることを考えれば、驚く斬新さと言えましょう。何処をとっても古さを感じさせません。現在もキープコンセプトで後継モデルが人気を博しているのはご存知の通りです。
新しい「Monster 821」は最新装備が満載!
さて、そんななか不意を突く形でモデルチェンジが発表された「Monster 821」!Monsterシリーズの方程式に則った、懐かしくも美しい、そしてアグレッシブなフォルムの下に、ストリートを楽しむのに必要な最新装備を満載したモデルに仕上げられています。
搭載するのは、テスタストレッタ11° DS L型2気筒4バルブ デスモドロミック水冷エンジン。これは現行モデルとは変わりなく、ボア×ストローク=88×67.5mm、総排気量はモデル名の通り、821ccです。
最高出力・最大トルクもそれぞれ変わりなく、80kW(109hp)@9,250rpm、86Nm(8.8kgm / 63 lb-ft)@7,750rpmです。
今回のモデルチェンジ、パッと見ではエクステリアがモダナイズされたこと位しか気づかないのですが、実は中身がスゴイのです!
ドゥカティが誇るセイフティ・パック(ABSとDucati Traction Control)、ライディング・モードが標準装備!さらにオプションになりますが、Ducati Quick-shift(アップ&ダウン)の装備も可能という入念さ。
メーターはフルカラー液晶とされています。
ということで、新しい「Monster 821」はご覧のようにモダナイズされた最新Monsterらしいエクステリアの下に最新技術を装備することで……
ストリートをスマートに、そして軽快に走れる最新ネイキッドとして生まれ変わりました!実はコレ、初代「Monster 900」のコンセプトそのものなんですよね。あらためて来年25周年を迎える「Monster」の偉大さに感服です。
今のところドゥカティ・ジャパン公式ウェブサイトでの発表はなく、日本での発売日や価格も未発表です。それらは後日続報としてお届けしましょう!
ドゥカティ「Monster821」のスペック
- 全長×全幅×全高:- × – × – mm(未発表)
- ホイールベース:1,480mm
- シート高:785~810mm
- 車両重量:206kg(乾燥重量180.5kg)
- エンジン種類 / 弁方式:テスタストレッタ11° DS L型2気筒4バルブ デスモドロミック 水冷
- 総排気量:821cc
- 内径×行程:88 × 67,5mm
- 圧縮比:12.8
- 最高出力:80kW(109hp)@9,250rpm
- 最大トルク:86Nm(8.8kgm / 63lb-ft)@7,750rpm