Erik Buell(エリック・ビューエル)はEBRの創設者であり、元バイクレーサー。資金難からの復活や会社の存続などで、個人的には注目したいEBR。
1190RSはハーレーダヴィットソンのVツインエンジン搭載というスーパースポーツバイクで、個性的なところも魅力的です。
歴史があるから今がある
- 1984年:RW750の設計。
- 2007年:1125R(液体冷却・DOHC・Vツインモーター)の製造
- 2008年:販売不振により撤退
- 2009年:AMA Daytona Sportbikeで、初のチャンピオン獲得
- 2010年:レースパーツの供給へ
- 2011年:Erik Buell Racing結成し、1190RSの生産
- 2013年:EBR 1190RXでWSKBシリーズに参入
- 2014年:EBR 1190 SX(ネイキッドバイク・V-ツインモーター搭載)発売
- スーパーバイク世界選手権に参戦
- 2012 年に100台が限定版として製造された、排気量1190㏄の 「EBR 1190RS」
- 圧縮比は13.6:1で水冷72°のV型2気筒エンジンでレーシングマシンの実力を誇っています。
- EBRにある優秀なエンジニアの技術
現在はEBRモーターサイクルとして活動が再開されています。そして、1190RSと1190SXの生産も復活し今後もますます注目が予想されます。
ドゥカティ「PANIGALE」と互角のパワーを持つ
EBR 1190RXのエンジンは、ドゥカティ1299 Panigale、KTM 1190 RC8Rにも対抗可能なエンジンが搭載されています。
ドゥカティは1946年にバイク事業に参入し、スポーツ性とイタリアの誇るデザイン性の高いスーパーバイクを提案し続けています。またエンジンの高回転を可能にするデスモドロ―ミックをLツインと組み合わせることで、SBKやMotoGPなどのレースでも活躍。
1299 Panigale sは、電子制御のオーリンズ製スマートECサスペンション、アルミ鍛造ホイールなどを装備している。(価格:307万円)
「1299 Panigale」スペック
全長 / 全幅 / 全高:2,070 / 745 / 1,105mm
軸間距離:1437mm
シート高:830mm
重量:199.5㎏
エンジン:水冷4st.L型2気筒
総排気量:1,285cc
最高出力:177ps / 8,750rpm
最大トルク:14.3kg-m / 8,750rpm
燃料タンク容量:17L
価格:250万9,000円
自由自在のスーパースポーツバイク
KTM初のスーパースポーツバイク。エンジンはRC8だけの1,148㏄に設計され搭載。2009年にSBK選手権に向けて1,195ccに改良されたVツインスーパースポーツバイクです。
クリモリ鋼フレームとWP製のサスペンションで、しなやかさを実現しています。トラクションコントロールなどの電子デバイスの装備はなく、バイクの持つ本来の姿を独創的にアピールされたモデル。軽快で個性的な走りに注目も集まりますね。
「KTM 1190 RC8R」スペック
全長 / 全幅 / 全高:2,049 / 821 / 1,177mm
軸間距離:1,425mm
シート高:825mm
重量:184㎏
エンジン:水冷4st.V型2気筒
総排気量:1,195cc
最高出力:102ps / 6,500rpm
最大トルク:11.2kg-m/6,000rpm
燃料タンク容量:16.5L
価格:199万9,000円
「1190RS」スペック
全長 / 全幅 / 全高:2,040 / 737 / 1,110mm
軸間距離:1,412mm
シート高:826mm
重量:190㎏
エンジン:水冷4st.V型2気筒
総排気量:1,190cc
最高出力:185hp / 10,600rpm
最大トルク:14.1kg-m / 8,200pm
燃料タンク容量:17L
価格:238万円