夏にかけて気持ち良い気候が続きますし、バイク乗りにとっては待望のシーズンが到来します。ただ、ツーリング時期の前に避けて通れないのが本格的な梅雨シーズン。新型コロナウイルスの影響もまだまだ予断を許さない状況ですし……。
ここはひとつ家にこもって愛車のメンテナンスに励んでしまうのも手ですが、雨が続きすぎると、さすがにやるべきことをやり尽くして飽きてしまうなんてことも。
そんな時はプラモデルの製作もオススメです。自動車や戦車、キャラクターものばかりだと思われがちですが、実はバイクのプラモデルもたくさん存在します。どのメーカーでも精巧な作りになっているので作りごたえ抜群ですよ。
プラモバイクのココが良い
プラモバイクの精巧さの秘密は設計段階にあります。実車から詳細なデータを採取して反映しているため、カウルはもちろんのこと、エンジンやフレームのディテールまで完全再現。こう聞くと、細かい作業が多いプラモデル製作は、「手先が器用な人でなければ作れないのでは」なんて心配してしまうかもしれません。
確かに小さい部品も多く、慣れない人だと完成するまでひと手間かかるのは事実。そこがまた楽しいところでもあるのですが…
でも安心してください!最近のプラモデルはマニュアルが見やすく、手順通りに部品を切り取って接着剤で貼り付けるだけで、簡単に作れます。
また、プラモデルのバイク(以下プラモバイク)は、次の3つの特徴があるんです。
- バイクをイチから作る体験ができる
- バイクの動きを確認できる
- 脳の活性化につながる
順にその醍醐味を詳しくご紹介していきます。
バイクをイチから作る体験ができる
精密な作りまで再現されているプラモバイクは、エンジンやサスペンション、フレームの形状まで実車さながらの形状をしています。バイクをイチから作る体験ができるといっても過言ではありません。
まず最初に「エンジンを作ってフレームに載せ、足回りを装着して…」実車ではなかなかこのような体験ができないと思います。プラモバイクであれば、まるで自分がバイクを製作しているかのような感覚になります。
それ以外にも、サスペンションやブレーキはどのように付いているのか、ハンドル周りやスイングアームの構造はどうなっているのかなども作りながら確認できちゃうから、バイクのメカにも詳しくなれるんです。
バイクの動きが確認できる
完成したプラモデルは、もちろんそのまま飾っていても問題ありませんが、ここはひとつミニカーのように動かしてみましょう。最近のプラモバイクのほとんどは、タイヤも回転し、ハンドルも左右に切れるような作りになっています。
ハンドルを切って旋回させてみると、タイヤの「どの部分が地面に接地しているか」や、「ハンドルがどれくらい切れるとどれくらい曲がるのか」などがわかります。
また、動かしているバイクを様々な方向から観察することで、自分がバイクに乗っているときにはわかりずらい動きに気付けて、新たなライディング方法の発見につながるかもしれません。
脳の活性化につながる
実は、プラモバイクの製作は脳を活性化させる効果があるってご存知でしたか?どの部品がどの部分に付くのかをイメージしながら組み立てていくため、物体をイメージする訓練になっているんです。
さらに、手先を使って細かい作業をするため、集中力を養う訓練にもなっています。人間の集中力は30分程度とも言われていますが、一つのことに長く意識を向けていられるプラモバイク制作は、その時間を引き上げてくれることでしょう。
まとめ:憧れのバイクや愛車のプラモバイクを作って楽しもう
プラモバイクはたくさんのメーカーから様々な種類が販売されていますので、愛車のモデルも見つかるかもしれません。塗装して超リアルに再現するのもプラモバイクの楽しみ方の一つ。ミニチュアでもトコトン実車に近づけて楽しむこともできますね。
晴れた日は実車でツーリング、そして雨の日は自宅でじっくりプラモバイクを作ってみる。そんな”晴走雨作”を楽しんでみるのもまた乙なものですよ。