ライダーはバイクに乗っている以上、ガソリンスタンドとは切っても切れない関係にありますが「給油以外で」スタンドを利用するライダーは少ないのではないでしょうか?
実はガソリンスタンドでは、給油以外に愛車のタイヤのお手入れをすることも可能で、知っておくとタイヤのメンテナンスやトラブル発生時の頼もしい味方となります!
店員さんによる空気圧のチェック
四輪車の場合はフルサービススタンドの給油時に「タイヤのエアを見ておきますか?」と言われたり、セルフスタンドの店舗内に「愛車の空気圧点検はお気軽にお申し付け下さい」と掲示させていたりしますが、実は給油をすればバイクのタイヤも基本は見てくれます!
ここで言う「基本」という意味は、バイクのタイヤは点検の対象外のスタンドや、バイクの知識がある店員さんがいないスタンドもあるので、そういったスタンドでは断られる場合もあるということです(各スタンド毎の事情なので致し方ないです)
しかし、数日間に渡るロングツーリングの途中や、なんとなくタイヤのエアが気になる際には非常に助かるサービスで、サービス料はもちろん無料です!
セルフの空気圧チェック
セルフスタンドの多くには、無料のタイヤ空気圧点検コーナーがあります。これは給油をすれば誰でも無料で使える設備なので、バイクでも気軽に利用することが出来ます。主に固定されている据え置き型のものと、持ち運び可能な2種類のエアゲージがあり、後者はスタンド店内の入り口付近に複数個設置されていることが多いです。
愛車のタイヤのエアバルブを外して、エアゲージのホースの先端を入れ込むと、現在のタイヤの空気圧を確認することが出来ます。測定単位と適正空気圧はバイクによって異なっているので、予めサービスマニュアルなどで確認しておきましょう!
適正値よりタイヤの空気圧が高かったり、逆に少なかった場合は、そのままエアゲージを操作して空気圧を調整しましょう!なお、エアゲージに「二輪車は対象外、バイクには使わないで下さい」と注意書きがある場合は、そのエアゲージは使わないようにしましょう。
まさかのパンク修理も出来る?
何となくタイヤがゴロゴロしている気がする、愛車の挙動がおかしい…… そんな時にタイヤを見ると釘がグッサリ…… パンクを見つけた瞬間は誰でも凹みます。
近くにバイクショップはないけど、ガソリンスタンドはある、しかもそこまでなら何とか走れそう…… そんな時はまずは電話で確認をしてみましょう!実はガソリンスタンドで四輪車のパンク修理が出来ることは一般的に知られていますが、バイクも対応出来る店舗があることは、あまり知られてはいません。
運良くバイクのパンク修理も対応可能なガソリンスタンドを見つけたら、後はそこまで慎重に走るだけです(状態が悪い時は素直にロードサービスを呼びましょう)ちなみに修理相場としては、だいたい2,000円〜4,000円程度の場合がほとんどです。
え?タイヤ交換も出来るの?
対応出来る店舗はかなり限定されてしまいますが、何と!バイクのタイヤ交換が出来るガソリンスタンドもあります!定員さんの中にバイク好きがいる店舗や、定番のツーリングコース上にあるスタンドでは対応率が高い傾向にあります。
しかも、タイヤの価格と交換工賃がバイクショップよりも割安なケースが多く、見つけたらかなりのラッキーケースと言えます。もちろん対応店舗はプロとして(お金を貰って)サービスを提供しているので、バイクショップと比べて内容が劣っているということはありません。
ただし繰り返しますが、バイクのタイヤ交換が出来るガソリンスタンドは、かなりの「レア案件」であることを頭に入れておきましょう。
今回のまとめ
ガソリンスタンドは単にバイクに給油をするだけの場所ではなく、実はタイヤのお手入れも可能な便利な場所です!次回給油をする際は、愛車のタイヤの空気圧を点検してみてはいかがでしょうか?