ホンダが2018年4月に国内販売を開始した新世代CBシリーズの大型ネイキッドロードスポーツモデル「CB1000R」が、ヨーロッパでホンダ自身の手によりカスタマイズされました!
それがタイトル画像として掲載した「Glemseck CB1000R」。ご覧の通りの秀逸な出来なので、画像中心でご紹介しておきます。
ベースは新世代CBのフラッグシップ「CB1000R 」だ!
せっかくですから、ベース車両「CB1000R」も紹介しておきます。走りのパフォーマンスを最大化するため、スーパースポーツモデル「CBR1000RR」のエンジンを踏襲しつつ、より伸びやかな吹け上がりや力強いトルクを実現する吸排気系の最適化、それにギアのローレシオ化を実施。フレームは高張力鋼のモノバックボーン。足回りには、フロントには倒立フロントフォークを、リアにはアルミ製の片持ちスイングアームのプロアームを採用しています。
が、正直に言えば、かなり野暮ったい感じがしますね、新世代CBというには、かなり物足りない感じです。
Glemseck CB1000R は足回りがキモ!
そしてコチラが、今回ご紹介する「Glemseck CB1000R」。本車両は、UKホンダ・レーシングが、ヨーロッパで人気となっているモーターサイクル・イベント”Glemseck”に向けて制作したもの。
ある意味ではショーバイクですが、スプリントレーサーとしても使用されましたので、レーサーでもあります。そのため保安部品を装備していないのです。
パッと見では、このトリコロールカラーにペイントされたエクステリアに目を奪われてしまいますね。タンクにはイベント名称”Glemseck”のステッカーも貼られています。
ハンドル回りやスイッチ類が基本的にノーマルなのは意図的だと思われます。
同じトリコロールにペイントされたシングルシートは、純正アクセサリーをカスタムペイントしたもの。
スプリントレーサーということで、フロントゼッケンプレートを兼ねたデザインのメーターバイザーを装備していますが、なかなかにキマっています!コチラはHonda UKがラインアップしている純正アクセサリーのようです。残念ながら日本未発売です。
ということで、メーカー側がカスタムを推奨するためのショーバイクなのか、と言えば、さにあらず!
良く見るまでもなく、アウターチューブの色からご想像できるように、フロントフォークにはオーリンズ製倒立タイプが装備さておりまして……
ブレーキキャリパーはブレンボ製品に変更されているのです。
で、フロントがオーリンズならば、当然リアも……というわけで、やはりオーリンズ製品、別体タイプを装備しております!詳細は不明ですが、”Fireblade SP”サスペンションと記載されているので、同車用の流用カスタムなのかも知れません。
ということで、足回りをバッチリ固めて、走りをイメージさせるカスタム車両なのであります。
そうそう、サイレンサーはアクラポビッチ製品です。ヒートガードやエンド部分はカーボン製品が奢られています。
Glemseck CB1000R を Mick Doohan がライディング!
さて、そんな「Glemseck CB100R」ですが、同イベントにて、スプリントレースに参戦したのですが、そのライダーが……
なんと!元GP500チャンピオンのMick Doohanがライディングしたのであります!結果は……トロフィーを掲げている写真などが公開されていないので……良く分からないのですが。
それでも、このトリコロールカラーにペイントされて足回りをバッチリ固めた「Glemseck CB1000R」、実にカッコいいと思った筆者です。