大型バイクは女性には扱いにくい!? いえいえ、全くそんなことはありません!
今回は女性ライダーである筆者が、とても取り扱いやすいと感じたスズキ「GSX-S1000 ABS」の特長を、女性目線でご紹介したいと思います。
スズキ「GSX-S1000 ABS」とは?
排気量998cc、水冷4気筒4ストロークDOHCエンジン搭載、エンジンコントロールモジュール(ECM)により、全回転域においてスムーズな出力を発揮されています。
「GSX-R1000」のエンジンをストリート用にチューニングし、優れた始動性と安定したアイドリングを実現。これにより長距離走行中だけでなく街乗りにおいても安定した走りを提供してくれます。
トラクションコントロールシステムの搭載により、エンジンの出力を効率よくリアタイヤに伝えることが可能になります。1(低)〜3(高)までのモードは、その時の路面の状況によって選択可能。スポーツライディングであれば”モード1”に設定し、濡れた路面時には”モード3”に設定することで、悪条件でのライディングのトラクションコントロールを行います。どんな天候によってもライディングの楽しさを実現可能になります。高性能なところも「GSX-S1000F」の魅力です。
フロントブレーキにブレンボ製ラジアルマウントモノブロックキャリパーを使用し、ブレーキ圧の増圧を繰り返し制御することで、車輪ロックさせず効率よく減速することを可能にしています。排気量があるスポーツタイプのバイクは、街乗りや低速での走りも気になるところ。高速での加速の速さは、さすがリッターバイクとしての圧倒的なパワーと安定感を持っています。このキャリパーにより、高速からの減速時にもさらにスムーズな走りを提供してくれます。
野獣が持つしなやかで美しい体つきを表現している「GSX-S1000F」
その表現の通り、排気量からは感じられないスマートでコンパクトな印象。しかし、いざ走ると高速から低速までの安定した自由自在な走りが、まさにコンセプトである野獣を実現しているともいえます。
外観からは想像できない走りと安定感、しかも軽い。運転のしやすさ以外にも、高性能でありながら軽量化されているところも女子としては魅力的。スタンドや休憩の時に少しの移動でエンジンをかけない時もあります。この点においては、非常に扱いやすい強者です。操作性の面白さは体感する価値があります。
純正であるマフラーの排気音にもSUZUKIのスポーツバイクのこだわりと楽しさが感じられます。重低音の響くマフラーは純正での使用をおすすめしたいぐらいの排気音に感動です。
「GSX-S1000F」のスペック
全長×全幅×全高:2,115×795×1,180mm
軸間距離 / 最低地上高:1,460mm / 140mm
シート高:810mm
装備重量:214kg
エンジン:水冷4サイクル 直列4気筒DOHC4バルブ
総排気量:998cc
最高出力:107kW(145PS)/ 10,000rpm
最大トルク:106N・m(10.7kgf・m)/ 9,500rpm
燃料供給装置:フューエルインジェクションシステム
始動方式:セルフ式
燃料タンク容量:17L
変速機形式:常時噛合式6段リターン
価格:116万6,400円(税込)
女性だけでなく男性でも、気になった方はレンタルバイクなどで気軽に試乗してみてくださいね!