バイクのスタントパフォーマンスって誰でも一度はご覧になったことがあるかと思いますが、パッと思い浮かぶスタントのイメージはやはり王道のウィリー、ドリフト、ノーハンドパフォーマンスなどでしょう。
一般人が試してみようものならサクッとコケかねないテクニックですが、なんと世界にはとんでもない才能を持った御仁もいるそうで……
本日は最近イラクにて発掘されたバケモノ級のバランス感覚を誇るおじさんに注目していきます。
42kmもの距離をシート上に立った状態で!?
2019年8月6日、ギネス世界記録に新たな業績をたたえるページが追加されました。それがこちらの、世界で最も長くシート上で立ち乗り走行したおじさんです。
イラクの南東に位置するシーサイドビューが美しい街バスラにて、Imad Hardan Al Delaim氏はツアラーのシート部分の上に直立したまま、41.8kmもの距離を30分間で走破しました。
バグダッドから200㎞以上も続く高速道路に面している地であったからこそ生まれた才能なのでしょうね……。エクストリームバイクにもタンクの上に立ち両手を広げる「キリスト」(ジーザスライド)というワザがありますが、どちらかというとこちらのおじさんはかつて日本のSNSを賑わせた「斜めになりながらも暴風の中を歩くおばあさん」のようなポーズですね。
なんと走行中の最高速度は時速88㎞!
イラクの立ち乗りおじさんが立ち乗りした際の最高速度はなんと時速88㎞!時速88㎞といえば、車から手を出すとおよそEカップほどの胸を触っているように感じられる速度ですので、それを全身で受け止めつつも直立するおじさんは…… いやはや、恐れ入ります。
おじさんが乗っているバイクは見たところ2011年のホンダ ゴールドウイングのようで、クルーズコントロールが搭載されているためこのような安定した高速走行が維持できたのでしょう。
日本ではやらないようにしようね!
楽しそうに見えてしまうかもしれませんが、少なくとも日本では安全運転義務違反として罰則を受けることになるので全くオススメされません。ギネスに認定されるかもしれませんが、栄誉と同時に警察からのお叱りもセットで頂くことになります。
もちろん他人を巻き込んだ事故になりかねないので、特殊な訓練を経てない方は絶対に試さないように……。以上、シート上での立ち乗りで新記録を達成したおじさんのご紹介でした!