今回紹介するのは1985年式のBMW K100をベースに製作されたカスタムバイクです。製作したのはケンタッキー州にあるカスタムバイクショップのh garageになります。
当メディアでも何度か取り上げたこのカスタムショップ、スクランブラータイプのカスタムもかなり高い次元で行っています。どういうバイクになっているのか、見ていきましょう。
落ち着きと野性味を兼ね備えたデザイン
こちらがh garage製作の85年式 BMW K100です。写真から分かる通り、オンロードとオフロードの両方を走ることができるドゥアルパーパスタイヤを装着したスクランブラーモデルのバイクに仕上げられています。
カラーリングはシルバーやブラウンそしてブラックと落ち着きを感じさせるものとなっていて、ところどころ見られる薄いサビ感がスチームパンクな世界観を醸し出しています。
カフェレーサーらしさを感じさせるカラーリング
腰を据えているような落ち着きと存在感を放っているアルミタンクには、h garageのエンブレムとブラックカラーの窪み、そしてアルミとのコントラストを感じさせるシンプルなブラックのタンクキャップが装着されています。スクランブラータイプですが、カフェレーサーのような雰囲気をも味わうことができるので、一石二鳥です。
泥っぽさと現代感を併せ持ったハンドル周り
お次に注目するのはハンドル周りです。このバイクのハンドル周りには泥っぽさと現代感の2つが表されています。泥っぽさを表すのがハンドルバー左右に装着されているハンドルガードとハンドルバー中央にあるクロスバーそしてハンドルブレース、現代感を表すのがスピードメーターの役割を果たしているiPhoneです。
iPhoneの固定にはRAM MOUNTS製のマウントが使用されています。
これらのパーツはデザイン製よりも実用性が求められるものばかりですが、さすがはh garageのカスタムバイクというだけあって採用されているパーツのデザイン・カラーリングがバイクのテーマと合っています。特にハンドルブレースにレザーを巻いているところなどは、お洒落ポイント高めです。
この写真に写っているヘッドライトのシュラウドもこだわって製作されたワンオフパーツのひとつで、ホンダ FT500のヘッドライトとボール紙の模型からデザインアイデアを得ています。1/4インチの丸棒をフレームに使用してパネルへ溶接、バイクへの脱着にはクランプを使っており取り外しも可能です。
おしゃれなスクランブラーバイク最高!
今回紹介したカスタムバイクは、これまで紹介したスクランブラータイプのバイクの中でもトップレベルでおしゃれな1台となっています。カフェレーサーなのではないかと一瞬でも感じさせるこのデザインは、奥まった林道だけでなく、都会的で洗練された場所でもよく馴染むスタイリッシュなものとなっています。スクランブラーで街中をおしゃれに決めたいという方にとって、かなり参考になるのではないでしょうか。
H Garage
KY(ケンタッキー州)、USA