ホンダが先日、ホンダ「CBR1000RR SP2 レースベース車」を発表しましたね!
今回は、本モデルが市販の「CBR1000RR SP2」と何が違うのか、リリースをベースにご紹介しましょう!
CBR1000RR SP2 市販車
さて、コチラがベースとされた市販車の「CBR1000RR SP2」。ベースといっても生半可ないと申しますか、(筆者のような)腰抜けライダーは乗ってみたいとすら思わない車両であります。と申しますのも……
本モデルは「CBR1000RR」の上級バージョンである「CBR1000RR SP」をベースとしており、サーキット走行やレースでの使用すら想定したモデル。エンジンを見ても、吸排気バルブ、燃焼室およびピストンを新設計した新型のシリンダーヘッドを搭載しています。
車体についても、マルケジーニ製アルミ鍛造ホイールを採用し、さらなるスポーツ性能の向上が図られているわけです。
CBR1000RR SP2 レースベース車
そして、その「CBR1000RR SP2」をベースにしているのが、今回ご紹介する「CBR1000RR SP2 レースベース車」。
ラジエーター、オイルクーラーなどをレース専用品に変更、レース参戦へのモディファイを前提としたパーツ構成とすると共に、レースに不要な灯火器などを取り外すなど、よりローコストでレースに参戦しやすいものとしています。
それでは、具体的には何処が市販車と異なるのかと申しますと……
- 灯火器類:廃止(ヘッドライトはケースのみ装着)
- ラジエーター:レースベース専用(高密度化)
- オイルクーラー:レースベース専用
- ウォーターホース:レースベース専用
- 排気系:排気バルブ、キャタライザーを廃止
- カウル類:塗装およびストライプ、一部のカウル類を廃止
- フューエルタンク:スチール製フューエルタンクへ変更
- フロントブレーキキャリパー:TOKICO製へ変更
- 前・後サスペンション:SHOWA製へ変更
- 前・後ホイール:ENKEI製へ変更
- メーター:北米向け仕様を装着
- その他:ABSシステムを廃止
とされています。
レースベース車は、より実践的な仕様だった!
レーシングマシンで最も大切な部分であるエンジンは、最強の「SP2」用を搭載。レースに不要なパーツを省略、高級機能パーツを一般品にしていることが分かります。
そして、もう一つ決定的に違うのは……それはお値段! 既に発表されている2017年市販モデルの価格は
- CBR1000RR(マットバリスティックブラックメタリック):201万4,200円
- CBR1000RR(ヴィクトリーレッド):204万6,600円
- CBR1000RR SP(ヴィクトリーレッド):246万2,400円
なのですが、今回発表されたレースベース車は……178万2,000円! 圧倒的にプライスダウンを成し遂げているのでした!