2016年最大の新車祭りといえるミラノショー開幕を直前に控えた今、意外なメーカーが魅力的な新車を発表する、との情報が入ってきました!
それは北欧の名門「ハスクバーナ」。ビッグシングルとスクランブラーという”ニッチな市場”に打って出るようです。
ビッグシングル「Vitpilen」
まずはビッグシングル「Vitpilen」からご紹介しましょう。モデル名の「Vitpilen」とは、日本語にすると「白い矢」という意味。カラーリングと、ビッグシングルだからできる極めてスリムな車体から命名したのでしょう。
現在、市販化が発表されるのでは?と噂になっているのは、昨年のミラノショーで展示された「Vitpilen 701」。一見すると単なるネイキッドモデルなのですが、エンジンは総排気量690cc水冷単気筒と、ビッグシングルなのです!
なお、このエンジンは、KTMから供給されます。
ビッグシングルとはいえ、車体の造りはクラシカルにせず、KTMの優れたエンジンに対応できる最新仕様としています。
例えば、フロントは倒立フォークですし、ブレーキはブレンボ、といった具合です。
北欧モダンを感じさせるハイセンスなデザインを採用したハンドル周り&ヘッドライト。このままでの市販化はさすがに厳しいでしょうが、乗るたびにワクワクしそうなオシャレなデザインです。
現在話題になっているのは「Vitpilen 701」ですが、今春には排気量390ccの「Vitpilen 401」の情報を同社がチラ出ししていた記憶もあります。
また、125ccクラスで出てくる、という話もあるようです。
コチラがHusqvarnaが今回リリースしたPVです。
排気量は分かりませんが、ここで紹介したデザインに近い車両がリリースすると見て間違いないようです。
スクランブラー「Svartpilen」
筆者が注目しているのは、コチラのスクランブラーモデルである「Svartpilen 401」。
この「Svartpilen 401」も、前回のミラノショーで発表されたコンセプトモデルなのですが、コチラの市販化が発表される可能性があります。
「Vitpilen 701」と同じくKTMからエンジンの提供を受けるそうで、KTM「390 Duke」の水冷単気筒エンジンを搭載することになるのでしょう。
どことなくクラシカルなイメージを醸し出しますが、各部を良く見ると、コチラも流石はデザイン先進国スウェーデンのブランド。北欧モダンを感じさせます。
外装はタンクカバーからサイドカバー・シートカウルと一体成型されています。タンクカバー上のキャリアは実用的かも!
正式発表はミラノショーにて!
先の動画の最後にありましたようにハスクバーナは、「ミラノショーにて正式発表する」と表明しています。
それがビッグシングル「Vitpilen 701」なのか、スクランブラー「Svartpilen 401」なのか、あるいは125ccクラスなのか?
今から楽しみで仕方ありません!