アメリカで最も古いバイクメーカー、インディアン。なにせ、初めてバイクを作ったのが1901年だというから驚きだ。その古参メーカーが、新型ビッグクルーザー「スプリングフィールド」を発表。「東京モーターサイクルショー2016」で初披露した。
圧巻される迫力のフォルムとビンテージ感
まずはそのフォルムに圧巻! ベースとなったのは、1,811cc空冷Vツイン”サンダーストローク111″エンジンを搭載した「チーフ」シリーズ。「スプリングフィールド」は、ABSやクルーズコントロールなどの充実装備はそのままに、専用の新設計フレームを採用。アルミ鋳造で軽量・高剛性のフレームは、フロントフォーク角を25度とするなどで、より安定したハンドリング性能を実現している。
全長2,583×全幅990×全高1,442mm。車重は372kg。その巨大なボディは存在感満点。50年代のアメ車をイメージさせるフロントフェンダーなどで、クラシカルかつラグジュアリーな雰囲気を醸し出している。
より軽快な走りも楽しめる
注目は、リヤのハードサドルバッグとウインドスクリーンだ。ロングツーリングなどでの快適性はもちろん、「スプリングフィールド」のスタイル的特徴にもなっている装備だ。これらはなんと、いずれも工具なしで脱着が可能なクイックリリースタイプを採用。取り外せば、ストリートなどでより軽快な走りも実現する。スタイル的にも1台で2台分楽しめることになるから、かなり画期的と言えるだろう。
サンダーブラックとインディアンレッドの2色展開
カラーは、写真のサンダーブラックとインディアンレッドの2色展開となる。気になる価格は322万円だ。
スカウト・シックスティも登場
インディアンブースでは、他にも以前、当サイトでも紹介した「スカウト」のダウンサイジング版、エンジンを1,130ccから999ccにして軽快な走りを手に入れた「スカウト・シックスティ(SCOUT SIXTY)」も展示。カラーはサンダーブラック、パールホワイト、インディアンレッドの3色展開。価格は153万円〜156万円だ。
ヴィクトリーからは「オクタン(OCTANE)」がリリース
また、兄弟ブランドのヴィクトリーからは、1,179ccの水冷Vツインを搭載した新型アメリカン・マッスルバイク「オクタン(OCTANE)」をリリース。カラーはマットスーパースチールグレー。価格は165万円だ。