カスタムカルチャーの盛んな九州は福岡県に位置するKatsu Motorworks(カツモーターワークス)が、世界600台限定で発売された貴重なモトグッツィの「V11 Sport Scura(スポーツ・スクーラ)」をベースに、1年の歳月をかけてカフェレーサーにモディファイ。
あまりの完成度の高さに本家イタリアの本社も絶賛した、珠玉のカフェレーサーカスタムをご紹介いたします!
イタリア本社お墨付きのカフェレーサーカスタム
オーナーのオーダーで「カフェレーサー」「モトガジェットのメーター」「FCR装備」という3つの要望に応えるため、まずはじめにSUS304ステンレスでシートレールを5cmアップ。この素材は加工が難しいがゆえに、その労力は計り知れない。
同じくステンレス製のエキゾーストパイプだが、純正エキパイはエンジン下を取り回すのに対し、縦置きVツインエンジンのフォルムを強調すべく、エンジン上部とタンク下の間で水平に走るラインで設計されている。
アーバンテイストを醸し出すグレーのペイントもバイオレットをプラスした絶妙な色彩で、ブラック基調の車体にゴールドの差し色と見事に調和している。あまりの完成度から、イタリア本社のウェブサイトにも掲載されたカスタムマシンなのだ。
えぐり加工が施されたワンオフのロングタンクやカウル付きシングルシート、タンク下を走るエキパイなどによって、カフェレーサーの基本となるホリゾンタルラインを綺麗に描きながらも、モトグッツィの縦置きV型エンジンによって唯一無二の独創的なカスタムマシンへと仕上がっている。
限定モデルの純正パーツも織り交ぜたカスタム
カーボンフロントフェンダーやオーリンズの前後サスペンションは純正パーツとして採用されたものをそのまま使用。リミテッドモデルとしてリリースされたハイスペックなパーツは極力残すことで性能が維持されている。
洗練された印象的なリア周り
もちろんシートレールも同店にてワンオフ制作されたもの。そんなシートレールとマッチした水平基調のエキパイはシート下でサイレンサーと出会い、シートカウル後方のステンレスメッシュ部分から排気される仕組みだ。
インジェクションからキャブレターに変更
オーナーの要望により、インジェクションから微調整が可能なレーシングキャブレターであるケイヒンFCRに変更。これで思う存分、自分好みのセッティングを楽しむことが可能となった。
見た目やエンジン性能もそうだが、パーツバランスやカラーリング、ワンオフパーツの造形美に至るまで、抜かりなく手が加えられたカフェレーサー仕様のV11スポーツ・スクーラ。本国モト・グッツィも絶賛するほどの実力とセンスを有したカツモーターワークスで、あなた好みのカスタムマシンを制作してみてはいかがだろうか。
ヘッドライト | デイトナ |
---|---|
フロントフォーク | オーリンズ |
フロントフェンダー | カーボン |
フロントホイール | ブレンボ |
フロントタイヤ | メッツラーレーステックRR |
フロントブレーキキャリパー | ブレンボ |
フロントブレーキディスク | ブレンボ |
ハンドル | セパレートハンドル |
ブレーキマスター | ブレンボ |
レバー | ブレンボ |
メーター | モトガジェット |
ガソリンタンク:ワンオフ | ワンオフ |
キャブレター | ケイヒンFCR41 |
エアクリーナー | ファンネル |
マフラー | ワンオフステンレス |
シートレイル | ワンオフ |
シートカウル | ワンオフ |
リアショック | オーリンズ |
リアホイール | ブレンボ |
リアタイヤ | メッツラーレーステックRR |
リアブレーキキャリパー | ブレンボ |
リアブレーキディスク | ブレンボ |
ウィンカー | ケラーマン |
テール | ケラーマン |
ペイント | 同店にて塗装 |