キッズ&ジュニア向けファンバイクは国内4メーカーから発売されていますが、その中で特に低年齢の子どもを対象にしているのが、今回ご紹介するヤマハ「PW50」。初代の登場から35年が経過するロングセラーモデルが、モデルチェンジして8月25日より販売開始です!
新型PW50
「PW50」は、ライバル他社より低年齢の子どもが対象と書きましたが、具体的には体重25kg以下の小さな子ども用。そのためシート高も極めて低い475mmに設定されています。さらに低年齢児向けの配慮はそれだけではありません。
ライバル他車と同じくオートマチックを採用したうえで、自転車と同じように左右レバー式ハンドブレーキを採用。これなら小さなライダーでも、感覚的に操作しやすいですね! また、ローメンテナンスを目指してシャフトドライブを採用しているのは、小さな子を持つ保護者にとってもありがたい仕様でしょう。
主な変更点
そんな細かな配慮がなされた「PW50」ですが、今回、大きなモデルチェンジを果たしています。主な変更点は、
- インナーチューブ大径化(22.2パイからØ26パイへ)と左右オイルダンパー、アルミ製アウターチューブを新採用したフロントサスペンション
- シリンダー・ロッド径をアップしたリアサスペンション
- 最新オフロードレーサーと共通イメージのカラー&グラフィック
となっています。念のため旧モデルを下に掲載してみますが…。

PW50の旧モデル
写真で比較すると、残念ながら前後足回りの変更は分かりづらいですね。旧モデルではホイールがホワイトでしたが、新モデルはブラックです。
PW50のスペック
- 全長×全幅×全高:1,245×610×705mm
- シート高:475mm
- 軸間距離:855mm
- 車両重量:41kg
- 原動機種類:空冷2ストローク単気筒、リードバルブ
- 総排気量:49 cc
- 内径×行程:40.0×39.2mm
- 圧縮比:6.0:1
- 始動方式:キック式
- クラッチ形式:湿式、遠心、シュー
- 緩衝方式:F-テレスコピック、R-ユニットスイング
- タイヤサイズ:F-2.50-10 4PR、R-2.50-10 4PR(FRチューブタイプ)
一見すると何の変哲もないキッズ用のプレイバイクですが、「PW50」には低年齢の子ども(と保護者)が気軽に楽しめるような工夫が施されていることがわかりますね! 今回のモデルチェンジでは、見た目こそ大きくは変わりませんが、乗った子どもは、より楽しく遊べるようになっていることでしょう。
車両本体価格は14万400 円(税込)、発売開始は8月25日となっています。欲しい方は是非、ヤマハ販売店にお問い合わせくださいね。
参考 – ヤマハ「PW50」