コレが80年代のカワサキ車だと!? 美し過ぎるボバーは乗れる芸術なのだ!

世の中には優れたバイクを出す優れたカスタムビルダーがたくさんいらっしゃるわけでして、私達は、そんな彼らの作品を愛し、尊敬していますが、時に、とんでもなく美しく組み上げられた宝石に出会いうことがあります。

今回は「原石は古ぼけた、ありふれたモーターサイクル。なのにカスタム車両は宝石」という素敵なカスタムバイクをご紹介してみます。

 

80年代のカワサキの単気筒車「KZ250」がベース

それが、この1980年代のカワサキ車「KZ250」をベースにしたカスタムバイクであります。カワサキ「KZ250」という車両を、ご存知ない方も少なくないかも知れませんね…… 70年代に誕生したコンパクトでスリムな単気筒モデル「KZ200」のボア×ストロークをアップして生まれた単気筒モデル。それが「KZ250」であります。

 

当時からしてカワサキの250ccモデルといえば「KZ250FT」が人気でしたから、当時を知る人であっても「KZ250」を覚えている人も少ないのでは…… そう思うくらいの珍車がベースであります。

生憎「KZ250」の画像はありませんが、非常にザックリ言うと「KZ250FT」の単気筒版であると、そう考えて頂けたら幸いです。

 

ガレージさえ所有しないオージーが制作!

ということで、あらためてカスタムバイクに話題を移しますと、制作したのはオーストラリアはシドニー出身「Machine 1867」という実体のないカスタムビルダー名義で製作を担うエンジニアであるEdi Buffon氏。驚いたことに、カスタムショップやガレージさえ所有していないのだとか。それどころかBuffon氏は、この美しい剥き落とされたボバーを共用倉庫で制作したのであります。

 

しかし!それは彼がクロモリからオリジナルフレームを作るのに十分なスペースではあったようです。ベース車両は「KZ250FT」的なスチール製のセミダブルクレイドルフレームですから、コレは完全オリジナル、一品物として制作されました。フロントエンドには特注リーフスプリングサスペンションを装備。小柄な燃料タンク、また木製シート(西オーストラリア原産のユーカリ)を装備しております。

 

ハンドルグリップやヘッドライト、配管やステー類に至る細部の作りにも、一切の手抜きが見られません…… 恐ろしいまでにシンプルに徹して作られていることが分かります。

 

ブラス製パーツを多用していたり、色のついたパーツを徹底的に排除する手法は、誰かのカスタムに似ていますね!

 

エンフィールドのエンジンが合体!? 世界最高峰のビルダーが製作したカスタム「The Musket」はもはや芸術作品!

そう!それは…… このBuffon氏のカスタムバイクは、そのテイストから細部に至るコダワリまで、カスタム界の大御所であるMax Hazan氏の作風によく似ているのであります。

このカスタムバイクは、Hazan氏の作品と同じように、”乗れる芸術”認定して良い気がする筆者であります。

 

参考-HICONSUMPTION