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もうEVは長距離不向きと言わせない!ハーレーLiveWireが24時間で1,700km超を走行

もうEVは長距離不向きと言わせない!ハーレーLiveWireが24時間で1,700km超を走行

世界的に大ヒットしたハリウッド映画「アベンジャーズ2」にて、人気キャラのブラック・ウィドウが乗った事で一躍話題となった電動バイクが、ハーレーダビッドソンの「LiveWire(ライブワイヤー)」です。大排気量のVツインエンジンをドカドカ言わせるイメージのハーレーがまさか電動バイクを開発するとは、一体誰が予想できたでしょうか?

 

しかも、そのライブワイヤーが、本来EVが苦手のはずの「長距離走行記録」を叩き出したというニュースが入ってきましたので、早速検証していこうと思います。

 

ハーレー印の電動バイク「LiveWire」とは?

もうEVは長距離不向きと言わせない!ハーレーLiveWireが24時間で1,700km超を走行

2014年6月、本格的な電動スポーツバイクを作る計画「プロジェクト ライブワイヤー」が、なんと突如あのハーレーから発表されました!

 

これが国内メーカーならホンダやヤマハ、海外メーカーならBMW (実際にEVバイクをリリースしています)の発表なら何となく理解は出来るのですが、EVのイメージとは真逆のハーレーの計画と聞いて驚いたライダーは多いと思います。

 

もうEVは長距離不向きと言わせない!ハーレーLiveWireが24時間で1,700km超を走行

そして、それから4年後の2018年の7月に、同社は「More Roads to Harley-Davidson(ハーレーダビッドソンへのさらなる道)」というスローガンを発表し、2019年の本国での発売を皮切りに、2022年まで世界市場でライブワイヤーを販売する事を発表しました!

 

ライブワイヤーは本格的な電動スポーツバイクとして開発され、最大航続距離は驚異の235km、ブレーキの際に電気エネルギーを回収する「回生充電」まで装備している、おそらく二輪車では世界初の量販スポーツバイクです。

ちなみに本国アメリカでは既にライブワイヤーは発売されており、車両価格は2万9,799ドル~となっています。

 

LiveWireの充電方法について

もうEVは長距離不向きと言わせない!ハーレーLiveWireが24時間で1,700km超を走行

ライブワイヤーは家庭用コンセントベースの「普通充電」と、現在四輪EVでは主流の「急速充電」の両方に対応しています。急速充電を使えば「バッテリー残量0%~80%の充電は約40分」で「0%~100%の充電は約60分」で完了するので、かなり実用的ですね。

 

LiveWireが24時間で1700km走行?

もうEVは長距離不向きと言わせない!ハーレーLiveWireが24時間で1,700km超を走行

現在のEVは航続距離と充電の問題から、基本は長距離走行が苦手と言われていますが、何とライブワイヤーは24時間で1700km走行という異例の記録を打ち立てました!

 

これは、2020年の3月11日〜12日にかけて、スイス人ライダーの「ミシェル・フォンテル」が達成した記録で、それまでの最高記録1,317km(2018年9月に別なマシンが達成)を大幅に更新したものとなります。

 

もうEVは長距離不向きと言わせない!ハーレーLiveWireが24時間で1,700km超を走行

具体的には23時間48分で1,723kmを走破。EVは長距離移動が苦手という概念を見事に打ち破ることに成功しました。これは235kmという電動バイクとしては破格の航続距離だけでなく、約60分で満充電が可能という急速充電に対応していたことも一因といえそうです。

 

しかし、残念ながら当日はギネスの公式の測定を受けておらず「非公式な記録」となっており、現時点での公式の最高記録は1,317kmのままです。

 

まとめ:電動バイクでロングツーリングに行ける日は近い

バイク業界の次のトレンドは「EV」と言われているので、ライブワイヤーの発売を起点に、これから各社がこぞって電動バイクの開発に熱を入れるのは間違いありません!電動バイクで気軽にロングツーリングに出かけられる日は、そう遠くはなさそうです。

 

Writer: さすライダー

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