アメリカのモーターサイクル系ニュースで、人気チェーンルブTop4の記事があったので翻訳してご紹介。
日本では馴染みの薄い製品もありますが、最終的な目的は同じなだけに、効能の謳い文句というところではそれほど違いはないようですね。
チェーンメンテ
バイクのチェーンを綺麗で滑らかに保つことは、決して無視できないメンテナンス作業のひとつです。
思い浮かべてみてください。攻めた走りをしていたら、突然切れたチェーンがクランクケースを直撃!
そこら中にオイルをぶちまけて立ち往生したり、自分の撒いたオイルで自らすっ転んだり他人を巻き込んでしまうことを。
そういった潜在的な危険から身を守るために、毎週30分かけて最高のチェーンルブでチェーンを潤滑してください!
注:あくまで元記事に書いてあった翻訳です。
マキシマ アルティメット チェーンケアキット
マキシマ アルティメットチェーンケアキットには、チェーンを清掃・潤滑・保護するために必要なすべてがギュッと詰まっています
クリーナーはO / X / Zリングタイプのチェーンのゴムシールを傷つけることなく、遅乾性で汚れに浸透して分解します。多目的潤滑油はリンクとローラーに浸透潤滑し、チェーンワックスはリンク表面への水分を遮断します。
アメリカ国内でも最大級のレーシングオイルサプライヤーであるマキシマは、ヘビーデューティーなオフロード系やパフォーマンス系の大会などに深くつながっている実力派です。
モチュール C4ファクトリーライン チェーンルブ
プロ仕様のものを使いたい?であればMotul ファクトリーラインチェーンルブC4こそがお求めすべき一品でしょう。
モータースポーツ界では知らない人の方が少ないMotul。高品質の製品を提供することで、オートバイ業界全体でよく知られています。
ファクトリーラインチェーンルブC4はロードレーシングバイク専用に開発されていますが、通常のオンロードバイクにも最適です。
もし、ダートバイクやATV用のものを探しているのなら、Motulには用途に応じて配合された別の製品もあります。
PJ1 ブルーラベル チェーンルブ
40年ものベテラン企業であるPJ1ブランドのチェーンルブです。
ルブやオイルの飛び散りは、チェーン、スイングアーム、リアタイヤに汚れを引き寄せて見苦しくするだけでなく、転倒の原因や摩耗の増加、錆びの誘因となります。
PJ1チェーンルブ ブルーラベルは、チェーンのO / X / Zリングに浸透しながら水分と置き換わり、乾燥するとワックス状のフィルムになって飛び散ることがありません。
ブルーラベルのほかにもオフロード向けのブラックラベルなどがあります。
デュポン テフロンチェーンセーバー
スコールの降るような地域に住んでいるユーザーには、このルブが最適です。デュポンのテフロン入りチェーンセーバーは濡れたまま乾かず、ワックス状のフィルムになります。
べとつきはありながらも、砂埃は寄せ付けません。
また、テフロンは疎水性が高く(水溶性が低く)流れてしまわないため、ドリブンスプロケットの寿命が長くなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
筆者が実際に使ってみたわけではありませんので、記述通りのものかどうかは確約できませんが、感覚でいえば日本で人気があるのは江沼、高砂、大同といったチェーンメーカーの純正や、ワコーズ、クレといったケミカル専業社のものでしょうか?
個人的には、テフロンの本家本元であるデュポンの製品が、日本のメーカーも出しているテフロン配合のルブと比べてみてどうなのかは興味津々といったところです。
チェーンメンテについても一度は詳細に触れてみたいところではありますが。
目的や志向で重視する点は変わってきますし、方法や手順に厳しい一家言ある方の多いメンテ項目でもありますのでありますので……
・多量の砂粒を噛みこんだり、凍結防止剤の多い路面を走らない限りは清掃し過ぎない(低刺激とはいえ溶剤を使いすぎない)
・基本は適宜の油分の継ぎ足しのみ
・真っ黒い汚れはむしろ強力な防錆コート、ルブう〇こ上等!
・ルブ選択は拘りよりもその時々の入手のし易さ
で、時間と費用の効率重視の筆者が下手なことを口走るのは、憚られる雰囲気のあるメンテ項目ではあります。
もちろん大事なところではありますので、キンクやローラーの固着、摩耗や伸びのチェックと解消くらいはしますが…… 冒頭にあるように1台あたり毎週30分かけて、スプロケの歯やチェーンをマツイ棒もどきで一コマずつクリクリ磨き上げていくとか絶対無理(笑)
とりあえず時間効率重視の方でまだお持ちでないなら、EKメンに付属してくるルブリケーター(注油ノズル)は強力におすすめしておきます。