2019年発売予定!のモデルをポツポツと紹介してきました。コレを最後にしようかな、と思います、そろそろ飽きてきたし……
これまでに掲載した記事のなかで一番多く読んで頂けた(と思われる)のは……
https://forride.jp/motorcycle/katana2019
このスズキ「カタナ」リバイバルを猛烈に後押しするヨイショ記事。スズキさんから一文たりとも貰えない筆者が、何故ここまでスズキを応援するのか……それは私にもわかりません。
次に多く読んで頂けたのは……ドゥカティ史上最速の公道モデル「パニガーレV4 R」。
エンジンパーツをジャカジャカ掲載しましたし、実際恐ろしいほどに速い特別なモデルですから、皆さん興味あったんですかね?
マーニ「750S トリビュート」はMVアグスタ「750S」へのオマージュ!
さて、コチラが今回のお題、マーニ「750S トリビュート」。何がトリビュートなのかといえば……
奥に見えるのがオリジナルの「750S」。そして手前側がリバイバルされる「750S トリビュート」。1970年代前半にMVアグスタが生産していた伝説的モデル「750 S」へのオマージュとして企画・開発されたモデルなのであります。
丁度オリジナルの「750S」がオークションに出品されるらしく、MVアグスタ公式サイトに出ていましたよ!コチラのオリジナルの設計者はアルトゥーロ・マーニさんと申しまして、後にコンストラクターとして世界に名を轟かせました。イタリア車をベースにした高性能で美しいモデルを細々とリリースしたのです。そしてそのご子息が今もコンストラクターとしてお仕事を続けており、マーニの2019年モデルとして「750S トリビュート」が世界初公開されたのです。
オリジナルの「750S」は空冷4気筒DOHCエンジンを搭載。それを誇示するかのような4本出しのエグゾースト。そして艶めかしい局面で作り出され3色にペイントされた美しいガソリンタンク……イタリアンバイク好きなら堪らない1台でございます。
ちなみに蛇足ですが、「750S」のオマージュとしては、MVアグスタ側でも既にニューモデルを発表しておりまして、それも当サイトで記事にしています。よろしければ、どうぞ!
マーニ「750S トリビュート」最大の魅力は魅惑のボディ!
ということで、リバイバルされる「750S トリビュート」ですが、その最大の魅力はエンジンではなくて……この美しいボディにあると言えましょう。
ガソリンタンクの複雑な形状とペイントはオリジナルそっくり!言い方をソレっぽくすると「オリジナルのデザインを忠実に再現している」って感じでしょうか?タンク上面に見える星の数はMVアグスタが獲得した世界タイトルの数でございます。
クリップオンハンドルもビシっと決まってます!
搭載するエンジンが空冷から水冷とされ、今回のエンジンはシリンダーがかなり前傾されていることから、フレーム形状は変更されているものの、これまたオリジナルの雰囲気を再現すべく、配慮されたフレーム構成とされています。もちろんレッドにペイントされています。エグゾーストは右2左1の3本出しとされました。
シートのカッコよさといったら……言葉で表現するのは不可能です!
フロントサスペンションはORAM製正立タイプをチョイス。43mmのフルアジャスタブル。あまり知られていませんが、1951年設立のイタリアの老舗ブランドです。
安易にオーリンズを選ばないのは何か良い感じがします。
とは言え、止まらないと危険なのでブレーキはブレンボ製品をチョイスと……
そしてホイールにはJoNich製品をセレクト。コチラは軽量高剛性なスポークホイールの専門メーカー。車両の雰囲気にマッチしていますね!
こんなところもオリジナルに忠実に再現しています。まぁ高価な車両だから何でも出来るって面もありますが、それにしても天晴なコダワリ具合です。
エンジンは水冷4スト並列3気筒DOHC4バルブ。総排気量は798cc。早い話、「ブルターレ」のエンジンが乗せられるはずです。
マーニ「750S トリビュート」は日本で買えるのか?
ということで今回は、2019年発売予定の魅力的なモデル、マーニ「750S トリビュート」をご紹介してみました。エンジンを除いては、オリジナルモデルに負けないくらい美しく仕上げられていますね。
ただ残念なことに日本での発売については……あまり期待できません。合掌……