プラモデルでカスタムバイク!? バイク乗りなら趣味にしたい「プラモディファイ」

プラモデルの製作は、大概が設計図通りに精巧に組み立てるのを目標にするでしょう。また、もうひとつ方法として、いくつかのプラモデルの部品を組み合わせて新たな作品を生み出すのもプラモモデラーとしての楽しみの一つです。今回、そんな「フツーにプラモデルにするだけじゃいかん!」という方に紹介したいのが、この作品です。

 

映画アキラのバイク!?SE映画に出て切ろうなプラモデル作品

今回紹介したのはミキシングモデラー・MAXI氏が製作したこの作品。

バイクなのは確かですが、実在しないSF映画に登場しそうなスタイル。パット見たときのインスピレーションは、映画「アキラ」に登場してきそうなバイクというのが感じられる作品ではないでしょうか。

 

プラモデル作品の製法はミキシング

一部のプラモデルを趣味またはプロで製作される方々は、プラモデルを幾つかの既存部品を組み合わせて、オリジナルの作品を製作しており、こういった製作方法をミキシング、海外では「kitbash」と呼ばれています。

製作者のMAXI氏もこれまでにミキシングにより作品を生み出し、自らが観た映画やアートをヒントにしてコンセプトを練って組み立てたり、またはコンペに出品する際は、コンペ主催者側から出されたテーマからも作品を作り出します。

 

もちろん、ミキシングはベースとなるプラモデルを土台にして、部品単体のみ販売されるものや他のプラモデルから部品を流用して、形を作っていきますが、ある程度コンセプトが出来上がっても、これといったパーツを見つけ出すだけで大変な作業。さらに部品を自らの手で製作するとなれば、かなりの努力を費やしますが、その分出来上がった時の嬉しさはひとしおです。

 

コンセプトはボンネビルスピードウェイ

作品のコンセプトとして参考にしたのは、ボンネビルスピードウィークに出場するバイク。

ボンネビルスピードウィーク(Bonneville Salt Flats International Speedway)とは、毎年ボンネビル・ソルトフラッツ(Bonneville Salt Flats)で開催されるモータースポーツイベントです。

4輪車・2輪車それぞれの最高速を競い合う競技で、会場は30,000エーカー(121平方キロ)にも及ぶ塩の大地。春から夏にかけて湖の水が蒸発し、吹き抜ける風によって一面真っ平な平原となり、その上をクルマやバイクが猛スピードで駆け抜けます。

 

最高速を引き上げるには、バイクの高速安定性を向上させるためにロングホイールベースにします。そのため、ボンネビル参戦のバイクのほとんどがスイングアームを延長したり、フレームそのものを長くさせたマシンを持ち込みます。

作品はそういったボンネビルマシンをヒントに作られました。

 

あたかも実在していたかのような作り込み

ボンネビルマシンがコンセプトといっても、作品は既存のボンネビルマシンのスタイルから大きくかけ離れています。SF的な要素を強めているため、デザインは「アキラのバイク」または近未来のバイクを連想させるものスタイル。

注目していただきたいのはチャンバーやエンジン、スイングアームなど車体下周りに汚れやキズ、塗装の剥がれ、またちょっとしたサビの跡などを忠実に再現です。

架空のバイクでありながら、あたかも実際に存在していたかのような精巧な作りはお見事!

 

まとめ

ボンネビルマシンとSFの融合、それが今回紹介した作品で最も注目したいところです。

こんなバイクの等身大をそのまま側だけ作ったとしても相当な時間とお金を費やしそうですが、プラモデルだからこそ、未知の造物に巡り合えるチャンスをGetできます。

しかし、デカールを貼ったり塗装したり、一つ一つのパーツを加工しながら組み立て、思い通りのモノに完成させるのは、プラモデルといっても高い難易度です。

逆にそれがプラモデルの楽しさであって、ミキシングの楽しさでもあります。

MAXI(@maxi_1019)

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