世界的なモーターサイクルメーカーであるホンダですが、そのホンダが世界に誇るジャンルの一つが“レジャーバイク”です。そして、その元祖といえる「モンキー」の2023年モデルがヨーロッパで発表されましたね!
そこで今回は世界的にファンの多いレジャーバイク「モンキー」の2023年欧州モデルについてご紹介いたします!
初代モンキーは遊園地の乗り物だった!

ホンダ「Z100」
さて、欧州で発売されるモンキー2023年モデルをご紹介する前に、少々モンキーの歴史を振り返ってみます。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、コチラがモンキーの祖父に当たる「Z100」。今は亡き遊園地「多摩テック」の遊具として開発されたもので、子どもたちにバイクの楽しさを教えてくれました。
その後、輸出用レジャーバイクとして「CZ100」が市販されまして……

ホンダ「Z50M」
この初代モンキーこと「Z50M」が市販されたのが1967年のこと。まだ「Z100」の名残があり、リジッドフレームに5インチの小径ホイールが採用されていました。チェック柄のシートも実に可愛らしいですね!
今回発表されたモンキーの2023年欧州モデルは、この「Z50M」をモチーフにしたと発表されています。ちなみにモンキーの歴史については過去記事がありますので、そちらをご参照ください!
「モンキー」2023年欧州モデルは「Z50M」がモチーフ!

パールネビュラレッド
こちらが今回発表されたモンキーの2023年欧州モデルです。
ご存知のようにモンキーは2018年にエンジンが125ccとなり、それにともない車体も一回り大きく成長しました。賛否両論ありましたが、日常での使い勝手は飛躍的に向上しました。さらに2022年にはエンジンのアップグレード、トランスミッション用ギアの追加、サスペンションの改良といった細部のアップデートがありました。
この2023年欧州モデルは仕様変更こそありませんが、愛らしいカラーリングが楽しめます!

パールシャイニングブラック
カラーラインアップは3色で、冒頭に掲載したパールネビュラレッドのほか、こちらのパールシャイニングブラックと、

バナナイエロー
バナナイエローが用意されました。
よく眺めてみますと、フレーム+スイングアーム、それにフロントフォークとリアショックスプリングが、同色に仕上げられています。こうした細部にこだわってくれたのは「モンキー」好きにとって嬉しいですよね。
さらに、このチェック柄シートは「Z50M」へのオマージュであると発表されています。大きくなっても「モンキー」は「モンキー」。歴史を大切にする姿勢にも非常に好感が持てます。
遠からぬうちに日本でも発売されるでしょうが、2023年カラーの「モンキー」は可愛いと断言できます!
エンジン型式 | 空冷SOHC 4ストローク2バルブ |
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排気量 | 124cc |
最高出力 | 6.9kW/ 6,750rpm |
最大トルク | 11Nm / 5,500rpm |
車両重量 | 104kg |
全長×全幅×全高(mm) | 1,710×755×1,030 |
最低地上高(mm) | 175 |
シート高(mm) | 775 |
変速機 | 5速 |
燃料タンク容量 | 5.6L |
タイヤサイズ | 前:120/80-12M/C 65J、後:130/80-12M/C 69J |
カラー | パールネビュラレッド、パールシャイニングブラック、バナナイエロー |
日本導入 | 未定 |