世界最高峰のレースMotoGP。第15戦日本GPは、10月13~15日までの3日間、ツインリンクもてぎで開催されました。
2017年10月13日(金)1日目はフリー走行です。
総合首位!ウェットのコンディションでも本来の実力を発揮!
1日目のフリー走行は雨となり、ウェットでのコンディションの中、レースが展開されました。マルク・マルケス選手は、総合首位の実力を発揮し、1分55秒台の好成績で2番手につけています。
マルク・マルケス選手のコメント
「マシンに乗った感覚が非常に良かったです。しかし、FP2で最後の走行に出たときにセットアップの変更をしたのですが思った通りに行きませんでした。」
「とにかく、速さがあり、ラップタイムもよかったので、セットアップの方向性は変わりません。この週末には、自信を持っています。」
課題克服なるか?天候の影響もみられるレース展開!
総合4位のダニ・ペドロサ選手は、2回目のセッションで20番手から大きくタイムを短縮。
ダニ・ペドロサ選手のコメント
「タイヤに熱を入れるのに苦労し、全くグリップが得られずとてもタフな状況でした。午後はこの低い気温に適合するようにセットアップを変更し、やや改善が見られたのですが、十分とまではいっていません。」
「天気予報をみたところ、もっと雨が降ることが予想されます。今のタイヤのコンフィギュレーションで、レース中は持つだろうを考えているので、このまま継続して、より合うようにしていきたいと思っています。」
雨のコンディションを得意とする強みをいかせるか?チームとの連携は必須!
ウェットのコンディションでのレースを得意とするカル・クラッチ―ロ選手は、9番手。予選と決勝での活躍に期待がかかります。
カル・クラッチ―ロ選手のコメント
「雨の日は非常に得意としていますが、マシンのエンジンブレーキを少し改良しなくてはなりませんでした。」
「間違ったタイミングで新しいタイヤを履いてしまい、セッション終盤に向けてラップタイムを上げることができませんでした。」
このチャンスを次につなげたい!ミシュランタイヤの攻略法を見出せるか?!
ジャックミラー選手の代役として出場の青山博一選手は、少しずつペースを上げての22番手。同じチームメイトのラバト選手は、23番手をマークしています。
青山博一選手のコメント
「MotoGPに参戦することができて、とても素晴らしいことだと感じています。また、Estrella Galicia 0,0とMarc VDS、そしてHondaには、今回のチャンスを頂いたことに対して、改めて感謝を伝えたいと思います。」
「ミシュランタイヤにはあまり経験がないので、レインタイヤの性能を理解するために今朝は冷静に安定して走ることを心がけました。」
「このコースではハードな加速が必要な箇所があるので、リアグリップの感覚がないと、簡単にはいかないと思っています。」
自信を取り戻せるかが勝負の分かれ道!ベストを目指してレースに挑む!
ティト・ラバト選手のコメント
「今日は難しい一日でした。FP1が始まり早い段階でクラッシュしてしまい、この状況に対応する自信がなくなってしまいました。」
「自分自身が遅いということは事実だと感じています。私が言えることは、明日改善ができるようにベストを尽くすということです。」
Honda ワークスチーム レプソル・ホンダ・チームは、1982年のHRCの設立からロードレース世界選手権へのワークス参戦を続けています。
1995年から現在のRepsol Honda Teamとなり、2016年にはワークスマシンRC213Vで年間6勝を獲得しています。17年も3年ぶりとなるタイトル3冠に向けて躍進中です。