イタリアにある伝統のある二輪ブランド「MOTO MORINI」の創設者は、アルフォンソ・モリーニーモト・モリーニ。
デザイナーとしての才能を持ちつつ「レースの世界がブランドの宣伝になる」と考案した先駆者でもあります。
貴重な存在感を放つ!350cc「3 1/2」モデル
1946年に最初のモデル「T125」を発表し、1948年には125ccのレースではじめてのタイトルを獲得。
1971年のモデルは、72°V型2気筒エンジンを搭載した350㏄「3 1/2」で、モトモリーニのなかでも歴史に残る一台です。
2011年には、75年の歴史と独自のノウハウをいかし新たなブランドとしての地位を確立。
走りはオフロード仕様!これぞスクランブラーの復活!
オリジナルに開発されたエンジンは1,187㏄のスポーツVツイン仕様。アンチホッピングの機能が付いたAPTCクラッチが標準で装備されています。
1970年代のスクランブラーの復活ともいえるデザインで、エンジンはショートストローク。振動特性に優れているため、ストレスも少なく扱いやすいモデルです。
最高出力117馬力で低回転域からの力強いトルクと、高速域での心地よい排気音での走行が楽しめます。マルゾッキ製のフロントタイヤは19インチで、オフロード仕様。前後にメッツラーのビッグエンデューロ用タイヤが採用されています。
倒立フォークは50mm径、フォークのトラベル量は155mmの設定でダートでの走破性もあり、街乗りからツーリングまで安定した走行性能を発揮。
いろんなシーンで活躍してくれそうですね。
リアのサスペンションには、オーリンズのフルアジャスタブルショックを採用。エキゾーストは左サイドから出し、右サイドにはレザー製のサイドバッグを装着しているのも特徴的です。
モニターには、液晶とアナログのタコメーターを組み合わせた個性的なデザイン。メーターバイザーとテールカウルはカーボン製で、イタリアの二輪ブランドの絶妙なルックスが魅力的です。
1971年のモデル。排気音聞いてみたいと思いました。
街乗りの走行なら楽しめそうですね。
「11 1/2 1200」のスペック
エンジン:水冷4st.V型2気筒
全長×全幅×全高:2,170mm×890mm×1,160mm
最高出力:117ps / 8,500rpm
最大トルク:10.7kg-m / 6,750rpm
シート高:800mm
軸間距離:1480mm
車両重量:200kg
総排気量:1,187cc
燃料タンク容量:20.8L
価格:179万2,800円