一緒に見えるけど実は違う?バイクと自転車の違い

突然ですがバイク好きって自転車も好きな人も多くないですか?タイヤが前後に付いていて、なんとなく形も同じだからどっち同じものというイメージもあると思います。

しかし、バイクに乗った人からすると、バイクと自転車は似ているものの、共通の部分もあれば、全く違う動きをすることもあるので、違うものとしても考えられます。そこで、バイクは自転車とどう違うのか、バイク乗りの目線から見てみましょう!

 

もとは自転車からバイクが作られた

まずは自転車やバイクが生まれた歴史を見てみます。自転車は1813年に自転車の原型となるタイヤが2つ付いた乗り物が開発されたと言われています。

対してバイクは元々1863年にフランスの発明家が蒸気機関を動力とする二輪車を考案したのが始まりで、その後1883年にガソリン機関が製作され、エンジン付きの自転車が開発されました。

 

日本では明治維新により近代化が進む1898年に紫義彦という人が製作したのが最も古い記録で残っています。また、日本を代表するバイクメーカーであるホンダは1946年に陸軍で使っていた無線用エンジンを改良し、自転車に取り付けて試走したのが始まりと言われています。

 

ホンダを創立した本田宗一郎さんも元々は自転車に乗っていた奥さんに楽に移動してもらいたいため自転車にエンジンを載せて開発したのが始まりで、初めて日本でバイクが作られてから50年近く経ってからのことです。

 

基本的な動きは一緒だがやっぱりバイクはバイク

元々は自転車からバイクが生まれ、大きな違いはエンジンが付いていることですが、曲がるために車体を傾けたり、減速するのに車輪の回転を止めたりする基本的な動きは変わりません。

 

しかし、エンジンが付いていたり車体の構造も違うため、自転車と似ても似つかない部分が出てきます。

  1. バイクと自転車は倒すときに力をかける方向が反対
  2. 自転車は急激に曲がっている最中に加速できない
  3. バイクと自転車の重さを比べると天地の差がある
  4. 自転車もスピードが出るが装備が軽すぎる

それぞれ詳しくご紹介します。

 

1.バイクと自転車は倒すときに力をかける足は反対

まず足を乗せるところを見てみましょう。バイクはステップに足を載せますが、自転車は代わりにペダルがあります。バイクで曲がろうと考えると、曲がりたい方のステップを踏んでバイクを傾けます。

 

しかし、自転車の場合はペダルがあるので、曲がりたい方向に踏み込むと地面に引っかかってしまうため、曲がりたい方向と反対側のペダルを中心に倒しこみます。こんなにも倒し方が違うのですね!

 

2.自転車は急激に曲がっている最中に加速できない

バイクはスロットルを捻ればどんな状態からでも加速していきますので、曲がっている最中でもグングン加速することができます。しかし自転車はペダルを漕がないと加速することができません。

 

そのため、曲がっている最中にペダルを漕ぐと地面にペダルが引っかかってしまうことがありますので、曲がり終わらないと加速できないんですよね。特に曲がり角がきついところでこの差が大きくなります。

 

3.バイクと自転車の重さを比べると天地の差がある

バイクの重量は小さいものでも100キロ以上あるものがほとんどです。大きいバイクだと300キロくらいあるものもあります。それに対して自転車は重いものでも10キロ程度ですよね。

 

バイクだと重さが上手く安定感につながるため、スピードを出した時の安定感が違います。反面起こすのに苦労しますが…一方自転車は軽い車体ゆえ、気軽に持ち運びができるのが強みですね。ただし、簡単に風にあおられたりしますので、強風の時はひやっとすることもあります。

 

4.自転車もスピードが出る乗り物だが安全装備が軽すぎる

バイクはヘルメットやジャケット、場合によってはプロテクターや専用の革ツナギなど、ありとあらゆる部分を守りますが、自転車はどうでしょう?

 

ロードバイクと呼ばれる自転車も時速60キロほどのスピードが出ることがありますが、よく考えると自転車を乗る時の装備ってほとんどありませんよね。この差は一体……バイク乗りは生身で転けるとどうなるか想像するだけで青ざめます。

 

もちろんバイクの方がスピードが出て重いため万が一の安全装備が大事になりますけど、もうちょっと自転車も考えてもいいのではと思うことも…

 

バイクも自転車も他のスポーツと変わらないくらい体を使っている

コーナリングの基本は同じですが、バイクも自転車もバランスの乗り物であり、全身を使った乗り物であると言えます。そのため、バイクも自転車も思っているほど体を使った乗り物となります。

 

自転車はペダルを漕いで自分で動力を発生させる分体力を使いますが、バイクは代わりにスピードが出るにつれ、脳での情報処理を早くすることに加え、重量が重い分を下半身で抑え込む必要もあります。

そのため、バイクも自転車も他のスポーツと同じぐらい体力を使っているとも言えるでしょう。両方とも風を切って五感を駆使して走るという共通の部分があるため、バイク乗りが自転車に興味を持ったり、その反対が起こりやすいのも納得できますね!

 

参考-unsplash