今でこそ”ドゥカティ”に押され気味ではあるものの、イタリアンバイクといえば「イタリアの走る宝石」=”MVアグスタ”! コレ、常識ですよね?GPレースにおける輝かしい戦績においては、そもそも比較するのも愚かです。
MVアグスタが世界的に見ても唯一無二、特別なモーターサイクルであるのは、その美しさにもあります。Googleさんに聞いてみてください。自身のウェブサイトのタイトルが”Motorcycle Art”ですから……どれだけ美しさにコダワっているのか想像できるというものです。
ですから、確かにお値段は張るものの……MVアグスタのモーターサイクルは、こんなに美しく、しかも速いのであります。
そして今年の4月、「MVアグスタがMOTO2でGPレースに復帰する!」というニュースが流れたのはご記憶されている方もいらっしゃることでしょう。どんなに速く美しいレーサーで復帰を飾ってくれるのかと、ワクワクしてしまいました。
MVアグスタがMOTO2でGPに復帰!
その際に発表されたのがコチラ!
んっ何となくMVアグスタらしさに欠ける、のっぺりした印象を受けたものでした。が、これはレンダリングだからでは……なんて思っていたのですが……
ついに先日、開発中のプロトタイプの画像が公開されまして、それがコチラ!
正直ガッカリしました……確かにMVアグスタらしい鋼管スチール製のトレリスフレームを採用しており、そこにアルミ製のピボットプレートとリアスイングアームが組み合わされています。これはMVアグスタの方程式に則っております。
機能パーツもMVアグスタらしく、お金で買える最高レベルの製品群が奢られています。例えば、前後サスペンションにはオーリンズ、エグゾーストはSC Project製品を装備しております。
なのですが……何処から見てもMVアグスタらしい美しさが感じられないのは、どうしたことでしょうか?
美しくないのは写真のせいだった!
コチラは「F3 RC」2018年モデル。筆者的には、こんな感じで更に尖った美しさを期待していただけに、正直ガッカリしてしまったのです。
が、しかし……よくよく見ると、上述したフレームからスイングアームピボットの造形、それにMVアグスタ独特の艶めかしい凹凸を有するカウルの形状、そして最上級に違いない装備品……これってもしかして……実は最高にカッコいい車両なのではないでしょうか?問題があるのは写真のクオリティに違いありません!
ということで、MVアグスタのMOTO2レーサー、期待して良いでしょう!スタジオ写真の発表を待ちましょう。