ベテランライダーの方なら、MVアグスタの”アメリカ”こと「750S America」に胸躍らせた方も少なくないことでしょう!
タイトル画像右の車両と、上の写真奥の車両がソレ!同社伝説の空冷4気筒モデルであり、その名の通り”アメリカ”向けにアレンジした宝石のようなカフェレーサーでした。
MV AGUSTA「Brutale 800 America」
そんなMVアグスタの歴史の一つでもある”アメリカ”というモデル名が、水冷3気筒エンジンを搭載するハイパーネイキッド・モデル「800 Brutale」をベースにした限定車両で復活しました!
それが今回ご紹介する「800 Brutale America」です。
トータルの製造台数は明らかにされていませんが、最初の50台はアメリカに向けて出荷されるそうです。
「800 Brutale America」最大の特徴は、ご覧の通り、オリジナルを踏襲したカラーリングにあります。レッドのフレームに搭載されるのは、メタリックブルーのガソリンタンク。
エンジン&シャシーは基本的にノーマルのまま。
MV AGUSTAのもう一つの顔とも言える3本出しのエグゾーストと片持ちのリアアームも、もちろんそのまま使用されています。
ガソリンタンクには37の★が!もちろん世界チャンピオンの獲得数です。
実はコレもまた、オリジナルの「750S America」がデザインソース。MV AGUSTA栄光の歴史を今に蘇らせるアイテムと言えましょう。
本モデルのために特別にデザインされたシートは2種類のレザー素材を併せて製作されたもの。ブルーメタリックの塗色との相性も抜群なレッドレザーが採用されています。
ピリオン・ライダーの快適性も考慮されています。
ボディワークのうち、フロントフェンダーやインストゥルパネルのフレームなどは、グロスブラックにペイントされています。
リアフェンダーとラジエーターの側面には”America Special Edition”とデコレーションが施されています。
オーナーには、限定モデルのシリアルナンバーが記されたプレートが贈られるのですが、このシリアルナンバーは、トリプルツリーにレーザー刻印されているそうです。
日本への導入は……
MV AGUSTAファンならグッと来るに違いない「800 Brutale America」。MV AGUSTA USAが企画したモデルだそうで、その価格は$14,998と、まずまずのお値段です。
とは言え、このカラーリングには独特の魅力があるのも事実。裕福な彼の地のコレクターなら、きっと購入してしまうことでしょう!