800cc水冷3気筒エンジンを搭載、軽量かつ流麗なフォルムが魅力のMVアグスタ「F3 800」。そんな同社が誇るスーパースポーツにメルセデス・ベンツAMGバージョンが、ドイツで開催されたフランクフルトショー2015にて発表された。
ご存じの通り、AMGはメルセデス・ベンツのチューニング部門。高級車のベンツに、よりスポーティな味付けやチューンを施した車両をリリースしているブランドでもある。
GT Sと同コンセプトのカラー採用
今回発表された新バージョンは、AMGの最高級スポーツカー「メルセデス-AMG GT S」を彷彿とさせるカラーリングが特徴的だ。
ベースカラーには、「GT S」に設定されているAMGソーラービームを彷彿とさせるダーク系イエローを採用。サイドカウルからタンクへ流れるブラックのライン上にはAMGのロゴも配し、存在感をアピール。ホイールもブラックをベースにイエローラインを施すなどで、スポーティかつラグジュアリーなAMGの雰囲気を上手く表現しているのがポイントだ。
クルマのAMGバージョンのように、オリジナルのチューニングが施されているかどうかは発表されていない。ひょっとしたらカラーリング変更だけ?という可能性もあるが、元々ハイスペックな「F3 800」だから、走りのポテンシャルはノーマルでも十分だ。
昨年10月、MVアグスタとAMGが資本提携を結んだことから実現した今回のコラボモデル。MVアグスタ・ファンばかりではなく、AMGファンにも注目のモデルであることは間違いない。
Writer:
平塚直樹