24歳でバイク女子になった私のワケ―旅リポライダーELIS―

バイクに乗る理由には、どこかそれぞれの人となりや生い立ちが現れていて興味深いもの。今回登場するのは、バイク情報番組のナビゲーターやWebマガジン ラフアンドロードのアンバサダーも務めている旅リポライダーのELISさんです。笑顔のステキな彼女は、どんなきっかけでバイクに目覚めたのでしょうか。

はじめまして、ELISです。岐阜県出身の27歳で、現在は愛知県に住んでいます。24歳で初めてバイクの免許を取得しました。免許歴は3年と浅いものの、持ち前のアクティブさで日本国内、そして海外も一人バイク旅を楽しんでいます。

 

幼い頃から憧れていたバイク

 子供の頃からバイクはずっと憧れの乗り物でした。休みの日に両親と車で出かけるたび、ツーリング中のライダー達をよく見かけて。勇ましい音を立てて駆け抜けていく姿に「なんてカッコいいんだろう」と車窓越しに胸を高ならせて眺めていました。

 

でもやっぱり両親からすると心配だったんでしょうね。私の身を案じてだと今ではわかりますが、「バイクだけは絶対乗ったらいかんでね!」と両親の理解はずっと得られないままでした。

 

転機となったのは、23歳のときのこと。当時務めていた職場に、バイク乗りの後輩スタッフが入ってきたんです。なかなかバイクに興味がある友達に出会えなかった自分にとって初めての身近なバイク好き。普段、積極的に初対面の人へ話しかけない私から「え!バイクに乗るの?!」と思わず言葉がでていました。

 

あまりにも興味津々な私に「後ろに乗ってみる?」という一言。もちろん断る理由はありません。タンデムとは言え、人生で初めて「バイクに乗る」体験。子供の頃、バイクに憧れていた日々の気持ちがよみがえってくるのを感じました。

 

決断したら即行動が私のポリシー。その日のうちに、そのまま教習所に申し込みへ。その日は「私もライダーになれるんだ」とワクワクが止まらず、うまく眠れなかったことをよく覚えています。

もともと身体を動かすことには自信がありましたし、何よりバイクに乗れることがうれしくて、「怖い!」という気持ちは一切なく、教習であまり苦労はしませんでした。

 

でもスムーズに進みすぎてしまったのがよくなかったのか、卒業検定当日は手汗をかいてしまうほど緊張しまくりで結局、3度目の正直で合格。思わずガッツポーズしてうれしさのあまり、涙も出てしまいました。

 

運命の出会いが自由を与えてくれた

でも肝心のバイクをすぐ買うつもりはなかったんです。実はバイク免許の取得前から海外留学が決まっていて……。

ところが免許を取得したその日に、ふらっと立ち寄った中古バイクショップで運命の出会いがありました。それが今でも愛車にしている、水色のホンダ シャドウスラッシャー400。ひと目見て「こんなに綺麗な色のタンクがあるの?」と衝撃が走りました。

 

家に帰って、寝ても覚めても考えるのはあのバイクのことばかり。ずっと胸がドキドキしていて、本当にあの瞬間、恋に落ちてしまっていたんです。まさに一目惚れ。寝ても覚めても気持ちは変わらず2日後には契約印を押している私がいました(笑)。

 

人生で初めて買ったバイクは、今まで見ていた世界を変えました。見る景色や自然の姿、匂い、体を吹き抜ける風。全てが五感にダイレクトで、あらゆるものが新鮮。まるで世界がキラキラと輝いているようにすら感じられたほどです。

 

たった1年でも本当にいろんなところへ一緒に行きました。岐阜県内外たくさんの場所へ連れて行ってくれましたし、免許証取得1年足らずで、1人で東日本を制覇する旅だって実現させてくれました。その旅の中で、たくさんの人と出会い、たくさんの景色に感動し、バイクと旅の魅力に引き込まれていったのです。