トライアンフのエンジンを搭載した超独創的なコンプリートバイク「スーパーマリン」を製作した、ベトナムの個性溢れるカスタムショップ「Bandit9(バンディットナイン)」が、またしても一歩先ゆくレトロフューチャーデザインのEVモビリティを製作しました。
今にも空を飛んでしまいそうなSFチックな電動バイク「Nano」をご覧いただきましょう!
SFの世界から飛び出してきた電動モビリティ「Nano」
「Nano」は環境に配慮したゼロ・エミッションを前提に電動モビリティの新時代を担うモデルとして開発された電動バイクです。
「Nano」と「Nano+」の2モデルが用意されており、大きな違いは最高出力にあります。スタンダードモデルのNanoが最高時速45km/hに対し、Nano+の最高時速は70km/hに設定されています。パワーを求める方であればNano+を選択することが望ましいでしょう。
丸みを帯びた美しい外装は錆や腐食に強く金属アレルギーも少ない「 904Lスチール」素材を採用しています。プラスチック外装の一般的なスクーターに比べて、ラグジュアリーな金属の質感が上品さを感じさせます。もちろん強度にも優れているほか、もしも表面がくすんできたとしてもコンパウンド研磨ですぐに輝きを取り戻します。
「Nano」のディテール
ウインカーとヘッドライトユニットはカウル一体型となり、デジタルディスプレイも埋め込むことで滑らかなシルエットを実現しています。
取り外し可能なバッテリーはシート下に格納されており、隣のスペースには適度な広さのラゲッジスペースが備わっています。
リアホイールにはメンテナンスフリーなインホイールモーターが組み込まれています。
肝心の航続距離は約96km。シティコミューターとして考えれば充分過ぎるスペックではないでしょうか。
車体から充電する場合は、テールランプ裏に配されたポートから充電します。また、バッテリーは取り外すことができるため直接充電することも可能です。充電時間は4時間程度で満充電となり、家庭用のコンセントが使用できます。
気になる価格はNanoが日本円で約102万円、Nano+が約108万円です。海外のラグジュアリーな電動バイクは高額なモデルが多いですが、円安でなければ1oo万円を切っていることでしょう。
それにしてもレトロフューチャーなデザインすぎて、街中を走っている姿を見たら未来人と勘違いされてしまいそうですね!
「Nano」&「Nano+」のスペック
モーター | ホイールハブモーター |
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連続出力 | 3.5kW |
最大出力 | 4kW |
最高速度 | 45km/h【70km/h】 |
走行距離 | 約96km |
車両重量 | 120kg |
バッテリー | リチウムイオン |
バッテリー電圧 | 48V |
バッテリー容量 | 4.2kWh |
充電時間 | 4時間 |
全長×全幅×全高(mm) | 1,870×735×1,150 |
ホイールベース(mm) | 1,350 |
シート高(mm) | 760 |
車両重量 | 120kg |
価格(税込) | 7,599ドル(日本円:約102万7,600円)【7,999ドル(日本円:約108万1,700円)】 |
※【】内は「Nano+」のスペックです。