メーカーから直々の依頼!? イタリア発カスタムショップ「Officine GP Design」とは何者?

ここ最近さまざまな海外カスタムショップをご紹介してまいりましたが、その中でも際立ってユニークで、かつメーカーから直々に依頼を受けるほどプロフェッショナルなショップがありましたので、そちらをご紹介いたします。

ちなみにカスタム内容はすべてイタリア語で翻訳しきれなかったので、局所的しかお伝えすることができませんでした。ご容赦ください。

 

Officine GP Design from Italy

今年で10周年を迎えるOfficine GP Design はイタリアのトリノに本拠地をおく、イタリア中の凄腕ビルダーをかき集めた欧州最強のカスタムショップです。スポンサーにはMOTULSUZUKIMercedes Benzなどのカスタムショップにしてはそうそうたるメンツが揃っています。

オーダーメイドでのカスタムを請け負っており、顧客の嗜好や傾向についての認識をすり合わせたうえで、数週間にわたる作業に入ります。

 

タンクなどはアルミ溶接でオリジナルのものを作成し、シートなども独自でデザインし裁縫まで手掛けるそうです。ホールカスタムだけでなく、【ある意味YAMAHA公認カスタム!? 「Bunker Custom Motorcycle」をご紹介!】でご紹介したBunkerのように外装キットも販売しています。

そんな彼らの代表的カスタムをご覧ください。

 

SUZUKI VAN VAN 200 “Wave”

セーリング、海、そしてサーフィン。3つの情熱と一緒に暮らすための特別なバイク「Wave」はスズキバンバンをベースに作られたスクランブラーです。

 

オリジナルタンクのグレーの塗装を海の波に見立てて、波を横切るサーフボードをイメージしたウッドピースが添えられています。

 

フロントフェンダーとテールもサーフボードチックなウッドピースになっています。

 

70年代をイメージしたらしく、ホイールやマフラーなどをブラックで塗りつぶしています。オリジナルのホイールも黒で統一されてます。「この世でひとつだけ」と言える、とてもユニークなデザインですね。海をイメージしつつもブルーを一切使わないカラーデザインに脱帽です。

 

HONDA X-ADV “X-Mutant C5”

すでにコンセプトとしては珍しいホンダのオフロードスクーターX-ADVをさらに変異体(ミュータント)にしたのがこちらのX-Myutant C5ホンダ直々のご依頼だったのと10周年もあいまって気合がばっちり入っているようです。

 

本質がスクーターであるのにもかかわらず、ホンダからの要求は「メーターやフレームは弄るな」とのことで、非常にカスタムは難航したそうですが、その名にふさわしい変異を遂げたことは完成品から見て取れるかと思います。

 

見たこともないようなタンクデザインはすべて手作業でアルミを叩いて作り出したそうです。素晴らしい陰影コントラストがアンニュイな雰囲気を醸し出しています。

 

ヘッドライトはOfficine GP Designのロゴをイメージした「0」の形をしており、両脇に広がる全体的なデザインはホンダの翼をイメージしたそうです。エキセントリックかつ前衛的なデザインですね。一貫したブランディングの意匠を感じられる、非常に納得できる仕上がりだと思います。

 

SUZUKI GSX-S750 “ZERO”

Officine GP Design渾身の作品「ZERO」です。スポンサーであるスズキの依頼でスズキのバイクをいじるというのはやはりだいぶ力が入ったようで、とてもワンオフなデザインに仕上がりました。

カラーリングはスズキのメタリックブルーと、叩き出しアルミ素地の外装でコントラストを演出しています。

 

今回の目玉はヘッドライト。Officine GP DesignのロゴをかたどったLEDを覆う未来的なバブルヘッドライトは、今までに見たことのないレトロフューチャーな印象を与えます。

 

特徴的なのはヘッドライトだけではありません。MotoGPマシンと同じように、後部ブレーキキャリパーが底に位置するスイングアームはとても独特です。

 

言葉にしがたいロマン的な何かをひしひしと感じさせてくれるこのマシンは、何度見ても飽きませんね…… シュプリームのようにMOTULのロゴをハズしで入れているのはお茶目ですね。

 

MV Agusta 800cc “ONIRIKA 2853”

MOTULからの依頼を受け、「憧れ、夢」をコンセプトに作られたのがこちらの「ONIRIKA 2853」というポスト・フューチャーなバイク。オールハンドメイドのタンクの表面にはバイクのエンジンが大量にプリントされ、とてもバイクを愛する者のメッセージがひしひしと伝わってきます。

 

驚くべきことにこちらのバイクは指紋認証キーが装備されています。「START EMOTION」に指をそっと乗せると縦のテールランプが点灯し、バイクが静かに目覚めます。

 

見たこともないようなシートデザインです。バイクを愛する者が作ったのですから乗り心地が悪いわけはないと思いますが…… 果たしてどうなんでしょう。

 

CEOのルカ・ポッツァートが誇らしげにバイクの前で腕組みをしています。メインパートナーであるMOTULからの依頼をやり切った、という表情ですね。

 

いかがだったでしょうか。カスタム元の原型をなくして、独創的な世界を圧倒的な行動力で描き上げるOfficine GP Designはまさに欧州最強

ジャパニーズバイクファンでもありますので、これを機にWEBサイトをのぞいてみてはいかがでしょうか。以上、Officine GP Designのご紹介でした!

 

参考:Officine GP Design、You Tube:GSX- S750 Zero by Officine GP Design