免許取得半年でもできた!バイク女子の海外バイク旅―旅リポライダーELIS―

日頃ツーリングを楽しんでいるライダーでも、海外でのライディングとなると漠然とした不安を感じがち。ところが免許取得からたった半年にもかかわらず、イギリスでのバイク旅にチャレンジした女性がいます。それがバイク情報番組のナビゲーターやWebマガジン ラフロのアンバサダーも務めている旅リポライダーのELISさん。彼女が旅立ったキッカケはなんだったんでしょうか。

ELISさんがバイク女子になるまでの物語はこちら!

24歳でバイク女子になった私のワケ―旅リポライダーELIS―

 

ドキドキの初海外バイク旅

初めて海外でバイクに乗る機会が訪れたのは2018年2月のことです。実は語学留学する予定があったので、渡航するのはだいぶ先だろうなんて思っていたんですけれど、ある時友達から電話がかかってきて「いかない?」って。英会話の練習になりそうだし、一緒に行くことにしたんです。

そのころはバイクの免許をとって半年くらいで、もうバイクに乗るのが楽しくて楽しくて。休みの日はいつもどこかにツーリングに行っていました。とにかくバイクに夢中だった私は「せっかくなら、イギリスを走ってみよう!」と、好奇心に任せて海外で初めてのバイク旅を決めたのです。まだ英語もたどたどしかったですし、楽しみでしたけれど、不安も大きかったのをよく覚えています。

 

分からない事だらけだからこそ、準備が肝心。渡航の3ヶ月前からイギリスのレンタルバイクショップのオーナーとメールベースでコンタクトを取りました。翻訳機能を使い、伝えたいことを伝えるのに1時間以上苦戦して文章を考えたこともあります。返信が返ってくるまでちゃんと伝わっているのかドキドキでしたね。

 

情報収集もがんばりました。調べていて特にびっくりしたのが、イギリスも含めた海外ならではの交通ルールです。信号の代わりになるラウンドアバウトという環状交差点が多くて、左右の車の動きと自分が進行するタイミングに気をつけないと、あわや事故なんてことも。「私でもうまく交通の流れに乗れるかな……」なんて、海外で走ることに少し不安を抱えながらも、Youtubeの動画を見てのイメージトレーニングは欠かしませんでした。

 

文化の違いが新鮮だったイギリス

レンタル当日、向かったのはイギリスの、正確にはイングランドで市場の街として知られるホーシャム。バイクショップに到着すると3ヶ月間かけた準備の甲斐があって、コミュニケーション自体はスムーズにできました。でもちょっと想定外だったのが、バイク選びです。「やっぱりイギリスといったら本場のメーカー、トライアンフに乗りたい!」とショップのオーナーに希望を伝えて跨ってみたところ、なんと足が届かず……。夢のトライアンフ乗りになるのは断念せざるを得ませんでした(泣)。

 

そこで代わりにレンタルしたのが、ホンダのCB125Fです。ちょっと小ぶりになってしまいましたが、初めての海外バイク旅の相棒。気持ちはどんどん高鳴っていきます。緊張を押さえつつ、「よし!」と思い切ってアクセルをひねってお店を飛び出した先には、目を見開いてしまうほど広大な自然が広がっていました。市場の街とはいえ、自然豊かな丘陵地も多く、絵画をみているような美しい景観ばかり。まるで北海道のような雄大さです。

 

もちろん、バイクショップに向かう道すがら目にしてはいましたが、自分で走りながら見る景色は格別です。とにかく空気が美味しい!馬や牛も放牧されていて、見ているだけでも和んでしまいました。コッツウォルズという古い街並みが有名な地域では白鳥の親子が小川を泳いでいて、思わずバイクを止めてまじまじと見てしまいました(笑)

後ろ髪を引かれる気持ちを押さえながら、緑の景色が多かったソールズベリを抜けてみえてきたのは、ヨーロピアンスタイルの美しい家々が並ぶ港町のサウサンプトン。悲運の豪華客船タイタニックの母港もあります。

 

イギリスのお洒落な街並みを横目に走る時間が、すごく新鮮で日本からバイクごとワープしてきたような不思議な感覚にもなりました。「本当に海外でツーリングしているんだよね!」って自分に何度も確認するうちに、異国を走ってる実感がどんどん湧いてきました。不安に思っていたラウンドアバウトも、最初こそ恐る恐るでしたが、すぐに慣れて快適に走行できました。イメトレの賜物です(えっへん)。

 

 

たった2日間でも世界が広がった

でも驚いたことがひとつ。イギリスのバイカーがする挨拶です。日本人は「ヤエー」が浸透していて、すれ違ったバイカーに手を振ったり、ピースサインをする姿をよく見かけますよね。でもイギリスのバイカーは頭を下げてくれるんです!文化の違いにかなりびっくりして、私もオーバーに頭を下げて挨拶を交わしました。「やっぱり紳士の国ね!」な~んてどこか腑に落ちたところもあったりなかったり。

 

それに服装にもかなり違いが。イギリスでは、蛍光色のライディングギアや上着を羽織り、クルマにバイクの存在をアピールしていたんです!黒や白といった目立たない色のウェアが普通の日本では考えられないバイクファッションですし、最初は「カッコよくないなぁ」なんて思ってたのですが、走行中に突然の雨。私は暗い色の雨具で雨を凌ぐ中、蛍光色のウェアを着たライダーはすごく目立っていて、クルマもバイクに目を配りながら走っているように感じました。私としては「蛍光色の雨具」として日本でも取り入れてみてもいいのかな~なんて思ったりしています。

 

たった2日間の旅程でしたが、得られたものは大きかったです。イギリスの風景やバイク文化に触れるうちに、「イギリスと日本。2つの国だけでもこんなに違いが楽しめるんだから、もっと色々な国を見たらどうなるんだろう」とどんどん好奇心が止まらなくなっていったんです。

 

旅リポライダーELIS

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forRide編集部

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