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大人のペーパークラフト。トライアンフ「デイトナ765」レーサーを作ってみた

大人のペーパークラフト。トライアンフ「デイトナ765」レーサーを作ってみた

秋ですね。いやもう11月、冬の足音も近づいてきています。日が短くなって寒くなると、帰るのも自然と早くなったり、夜に出かける回数も減ってお家の中で過ごす時間が多くなりがちです。

今回はそんな秋の夜長にはかどるペーパークラフトをご紹介します。しかも作るのは、Moto2のエンジンを搭載した限りなくレース仕様車に近いストリートリーガルバイク。イギリスのメーカー、トライアンフのスーパースポーツ「デイトナ Moto2 765」です。

 

アメリカのメディア「Cycle World」がオンラインで公開しているデータで、ダウンロードしてプリントすれば、今これを読んでいるあなたもすぐにお家で作ることができます。リンクはページ下部のinfomation欄にあります。無料でダウンロード配布されているので、自宅でプリントしたり、コンビニや写真屋さんでプリントして作ってみてください!

 

レース直系の限定モデル「デイトナ Moto2 765」

大人のペーパークラフト。トライアンフ「デイトナ765」レーサーを作ってみた

まずはモチーフについておさらいしておきましょう。「デイトナ Moto2 765」はトライアンフが2019年に世界最高峰のバイクレース「MotoGP」の中排気量クラス「Moto2」で公式エンジンサプライヤーになった際に発売された限定モデル。Moto2と同じ規格のエンジンを搭載しています。

ちなみに車名の765は排気量765ccのエンジンと、北米で765台、アジア及びヨーロッパで765台のみという販売数に由来しています。

 

2mm程度の厚紙を用意

バイクのカッコよさを再確認したところで準備に移りましょう。ペーパークラフトのできの良し悪しを左右するのが紙です。ペーパークラフト用の厚紙を使うのがベストだといわれていますが、普通の厚紙でも問題ありません。

厚さ2mmほどで、ツヤがないものがオススメです。厚紙は百円ショップやプリンターが売っている家電量販店、amazonでも買うことができます。

 

完成度を上げるには切るツールだけじゃ足りない

またペーパークラフトを作るとき、必須ともいえるのが切るツールです。ハサミでも構いませんが、細かい部分を切りづらかったり、周りを図柄に囲まれている空間が切れなかったりするので、カッターナイフが便利です。

といっても刃をパキパキ折れるような普通のやつではなく、刃先が小さくて細かい部分が切りやすいデザインナイフを使いましょう。どうしてもハサミを使いたいという場合は、小回りの効く刃先の小さいものがオススメです。

 

もちろん、作業台に引くカッティングマットも必要になります。厚手で平らな雑誌、たとえば週刊少年漫画誌でも代用できますが、滑ることもあるので注意が必要です。

 

大人のペーパークラフト。トライアンフ「デイトナ765」レーサーを作ってみた

次は折るツールです。色の出なくなったボールペンで折り線に跡をつけると折った時折り目がキレイになります。定規もあれば直線を曲げるのに便利です。

 

接着剤は、速乾性の木工用ボンドを使用しましょう。乾きが早く貼り付けた直後なら適度に調整可能なのでオススメです。瞬間接着剤も早く乾く上に接着力が強力で便利なのですが、その分扱いが難しいんです。ズレてもあとから直せないという一発本番状態になってしまいます。

細かい部分の調整ができるピンセットもあると便利です。指が入らない隙間の接着面を押してあげることだってできますから。

 

「デイトナ Moto2 765」作ってみたら……衝撃の結果に

諸々の準備ができたところで、さっそく家の近くにある印刷屋で、A3サイズの厚紙に1枚2ページずつ印刷してもらい作ってみました!A4サイズなら1枚に1ページがちょうど良いと思います。

 

これだけペーパークラフトのことについて語ってきた筆者は、あえて小さいハサミのみで挑戦してみます。決してラクをしようとしてるわけではないですよ……いやホントに。切る作業については淡々としたもので細かい注意点はそこまでありません。

切り終わったら折ります。組み立ててからはおるのが難しい場所もあるので予め全部折っておきましょう。長い点線が山折り、短い点線が谷折りです。この時折りながら定規を持っていればよかったと激しく後悔しました。

 

無事に折り終えた部品たち。なんだかバイクを組み上げると考えるとワクワクしてきます。ここからの作り方についてはpdfファイルの4ページ目から入っている公式の説明書でご覧ください。英語ですが写真を見るだけでわかるようになっています。

 

タイヤは切った時の微妙なズレが出てしまい、接着部も多いので筆者は一番難しいと感じた部分です。社外パーツで有名なオーリンズのサスペンション、ブレンボのブレーキは、メーカー名こそ記載されていないものその形が再現されています。燃料タンクやカウルも絶妙な折り方で実車の膨らみに近づけています。

 

それでは完成した「デイトナ Moto2 765」の姿を見ていただきましょう。デコレーションは秋に流れるバイクのCMを勝手にイメージしています。

 

実はあまり近づきすぎると事故車と間違われるクオリティです。はっきりいってカンタンとはいえないレベル。でもそこが大人向けなところです。遊びに真剣になるのって楽しいですよね。作るのにかかった時間は1時間半から2時間ほど。まさに秋の夜長にぴったりです。

Writer: カイ高野

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Triumph Moto2 765
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