日本だけではなく世界的にも125ccや150ccクラスのスクーターが人気を博しており、実際にミラノショー2022で発表されたイタルジェット「ドラッグスター GP500」は大いに注目を集めました。
一方でフランスにも長い歴史を有するスクーターが存在しています。それがこれからご紹介するプジョーです。なんとブランド創立212年という長い歴史を有しており、モーターサイクル製造に限っても生産開始から来年で125年を迎えます。今回は、そんなプジョーの限定モデル「DJANGO(ジャンゴ)125/150ABSボルドーエディション」をご紹介していきましょう!
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プジョーの歴史を駆け足で振り返る!
プジョーの創業は1810年。フランス東部のエリモンクールにて、ジャン=ピエール・プジョーとジャン=フレデリック・プジョーというプジョー兄弟によって創業した製鉄会社がプジョーの始まりです。
以後、現在でも使われている「ライオン」マークを掲げた工具や自転車といった鉄を材料にした製品を生産しました。
1890年に量産四輪車の生産を開始したプジョーはその8年後となる1898年にはモーターサイクルを製造。同年に開催された第1回パリ・モーターショーに、ドディオンブートン製エンジンを搭載したプジョー最初のモーターサイクルを発表したのです。
ご覧のようにリヤハブ付近にエンジンを搭載した当時としては斬新な構造を特徴が見て取れます。
第二次世界大戦後は戦勝国であるフランスも貧しかったため、市民の移動手段はスクーターでした。そんななかプジョーが1953年に発売した「S55」はフロントトランク+キャリアとスプリングダブルシートが特徴。ヨーロッパ市場で大いに人気を博しました。
プジョー「ジャンゴ 125/150 ABS ボルドーエディション」は限定40台の希少モデル!
そんな豊富なヘリテイジアセットを誇るプジョーが限定40台(125/150各20台)で魅力的なモデルを発売しました。それが「ジャンゴ 125/150 ABS ボルドーエディション」です。クラシカルなスタイルで人気を博しているネオレトロスクーターである、プジョージャンゴシリーズの特別バージョンです。
深みのあるブラックボディとクリームホワイトのホイールという上品なコーディネートがお洒落であります。
そして、上品なレザー調のシートはフランスワインの名産地であるボルドーで生まれた赤ワインをイメージした専用カラーとされました。
控えめなショートスクリーンはスポーティかつクラシカル、そして華やかな雰囲気を醸し出しています。このお洒落な限定モデルは、経済的かつバランスの良い125ccモデルと、高速道路も走れる機動性に優れた150ccモデルの2種類が発売されます。
「人とは違ったお洒落スクーターに乗りたい」という方におススメしたい素敵なスクーターと言えましょう。
「ジャンゴ125/150ABS ボルドーエディション」のスペック
エンジン型式 | 空冷4ストローク SOHC 単気筒 |
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排気量(cc) | 125/151 |
最高出力 | 125cc:7.8kW / 8,000rpm 150cc:8.5kW / 8,000rpm |
最大トルク | 125cc:9.3N・m / 6,500rpm 150cc:11.2N・m / 6,000rpm |
車両重量 | 129kg |
全長×全幅×全高(mm) | 1,925×710×1,190 |
変速機 | オート |
燃料タンク容量 | 8.5L |
タイヤサイズ | 前:120/70 – 12、後:120/70 – 12 |
カラー | ブラック |
価格(税込) | 125cc:45万1,000円 150cc:47万8,500円 |