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小石・落ち葉・マンホール…バイク乗りにとって路上で一番怖いのはどれだ!?

小石・落ち葉・マンホール…バイク乗りにとって路上で一番怖いのはどれだ!?

バイク乗りにとって雨の日は視界も悪くうんざりしがちですが、雨の日以外にも走行をおびやかす怖い物が道にはたくさんあります。

今回の記事ではそんなライダーたちの身に危険を及ぼしやすい道の障害物をいくつかピックアップしてご紹介していきます。

 

小石

小石・落ち葉・マンホール…バイク乗りにとって路上で一番怖いのはどれだ!?

道を走っていればかならずといっていいほど見かける小石は、走行の邪魔にならないようで実は危険が潜んでいます。

日本の道路は30kmから40kmの速度制限の道路が多くある程度スピードを出して走行しますが、スピードがある状態で小石を踏むとタイヤが浮いて安定性を失うことがあります。

 

限りなく小さい石であれば車重もあって浮くことはありませんが、小石でもかなりの数があれば道路との接地面積が減るのでバランスを失いやすくするのです。

工事現場などだと小石がたくさん転がっているので身近なシチュエーションでもあるため注意しないと、スピンして事故の原因にもなるでしょう。

 

濡れ落ち葉

小石・落ち葉・マンホール…バイク乗りにとって路上で一番怖いのはどれだ!?

秋や冬は街路樹や草木も寒さを越す装いに変化しますが、落ち葉が前日の雨水などで湿っているとライダーの命とりになる障害物に早変わりします。

雨で濡れた路面であればタイヤと道路の接地面積が減りスリップしやすくなりますが、落ち葉も平面であり濡れていると濡れた路面と同じスピンを引き起こさせる場合があります。

 

濡れ落ち葉によるスピンは一年を通して起こり得る問題ですが、特に秋や冬は木々の葉っぱが枯れて落ちるため濡れ落ち葉によるリスクが高まるといえるのです。

 

雨の日のマンホール

小石・落ち葉・マンホール…バイク乗りにとって路上で一番怖いのはどれだ!?

雨の日のマンホールは二輪免許の教習にも登場するほどライダーにとっては危険なスポットです。

タイヤがスリップするのはタイヤと地面との接地面積が少なくなるためなのですが、マンホールと道路では滑りにくさ(摩擦係数)が違うため、一見同じように見えて雨の日のマンホールは滑りやすいのです。

 

摩擦係数は数値が高くなればなるほど滑りにくくなりますが、一般的な道路であるアスファルトは濡れていると摩擦係数は0.6程度に対して、マンホールなどの金属は0.4程度と低くなります。

 

近年ではスリップ防止のマンホールが開発されていますが、全てのマンホールに普及しているわけではないので油断せずに走行しなければいけないでしょう。

 

濡れた白線

小石・落ち葉・マンホール…バイク乗りにとって路上で一番怖いのはどれだ!?

濡れた白線も教習所で教えてもらう代表的な危険ポイントです。

道路に引かれた白線はよくあるペンキで塗装されているように見えますが、実は特殊な規格に適合するようにつくられた特別な塗料を使われており、滑りやすさが違います。

雨の日のマンホールでも少し触れた摩擦係数と似たような指標に滑り抵抗数値というものがあり、数値が高くなればスリップしにくいのですが、湿ったアスファルトが40から70なのに対し、濡れた白線は40から50とアスファルトよりも数値が低いです。

 

なお、濡れたマンホールは20から40と非常に低くスリップしやすいのがわかります。

 

砂・砂利

小石・落ち葉・マンホール…バイク乗りにとって路上で一番怖いのはどれだ!?

小石に通じるものがありますが、砂や砂利も侮ってはなりません。

小石と比べると砂や砂利は粒子が細かく、砂や砂利を踏んで走行してもタイヤが浮くなどの目に見えた危険は発生しませんが、砂や砂利がタイヤと地面の接地面積を減らしブレーキが効きにくくなります。

 

ブレーキはタイヤと地面が密接にくっついていると止まりやすいのですが、粒子の細かな砂などはタイヤと地面の間に入り込んでいるのでタイヤが地面にくっついておらず、ブレーキをかけても止まりにくいのです。

 

砂や砂利は軽いので強風の日であればどこからでも飛んできて道路を覆うので、晴れの日の危険因子として注意しておかなければなりません。

 

まとめ

今回ご紹介したものはすべて身近なもののため、ライダーにとってはいつも危険と隣り合わせであると考えておかなければいけません。

雨の日は視界も悪く道路状況も悪くさせるので特に怖いものと思われがちですが、舗装されていない道は砂や砂利などによってスリップさせやすくするので甲乙つけたがたいとも言えます。

 

バイクは車のようにバランスが安定した乗り物ではないので、今回の記事を機により一層安全運転を心がけるようにしてみてはいかがでしょうか。

Writer: S.H

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