モトグッツィの巨漢ネイキッドがスリムな「美女」風バイクに変身!?

無骨なルックスが強烈なインパクトを放つモトグッチのビッグネイキッドがグリーゾ 8Vです。まさに「個性派」という言葉がピッタリのベース車なのですが、一見して分からないほどスリムでスポーティなカフェレーサーへと変身を遂げています。

まるでマッチョなボディビルダーが、絶世のアスリート系美女に変身したかのような豹変ぶりはお見事のひと言。イタリアのモトグッチ専門カスタムショップ「OFFICINE ROSSOPURO」が手掛けた、とってもカッコ良くて、職人技ともいえる作品をご紹介しましょう。

 

シートカウルやマフラーをスリム&ショート化

モトグッツィ グリーゾ8V

ベース車についておさらいしておくと、モトグッツィ伝統の縦置きVツイン(2気筒)エンジンを搭載し、吸排気を行うバルブが8本装備されていることから、「8V」と名付けられました。
43mm倒立フロントフォークや高張力鋼ダブルクレードルフレーム、車体後方に取り回された2本の極太サイレンサーなどにより、マッチョな肉体派のスタイルを実現しています。

 

そんなグーリゾ 8Vを、スタイリッシュなカフェレーサーに変身させたのがこのカスタムバイク。フロントカウルが増えているにも関わらず、元々の重厚な印象だったボディをとっても軽快に見せている一番の要因は、ショート化されたシートカウルといえるでしょう。

クリアレンズを採用したテールランプがまるで排気口のように後端に配された、このシングルシートカウルは純正サブフレームを全て取り去り、特注のアルミ製に換装した後に取り付けられています。また、その丸味を帯びたカウル形状は、フロントカウルから燃料タンク、リヤセクションに至るまでの美しく流麗なボディラインを形成することに大きく貢献しています。

 

元々は存在感満点だったファットな2本出しマフラーも、スリムな左2本出しのショートタイプに変更されています。

 

また、マフラーエンド部は車体真下に取り回すことで、低重心化にも貢献しつつ、スラッシュカット形状とすることで、このバイクにシャープでスポーティなイメージを演出することに成功しています。

 

さらにこのマシンでは、サイドカウルを筆頭に可能な限り純正パーツを取り除くことで、軽量化も実現しています。マルゾッキ製の直径50mm倒立フロントフォークや、イタリアの高性能サスペンションメーカーのBitubo製リアサスペンションを採用するなどで、足まわりも強化。軽さと強靱な足により、走りの俊敏さもアップさせているのです。

 

加えて、前後にカーボン製フェンダーを採用することで、レーシーなフォルムを強調。しかも、これらのカスタムを上手くマッチングさせることで、全体的なフォルムをまさに「細マッチョなアスリート系美女」といったイメージにしているのです。

 

単純にセパハン化してロケットカウルを付けただけのカフェレーサーでないことが分かっていただけたでしょうか?じっくりと見ていくと、各部のスリム化によるスタイル変更はもちろんのこと、軽量化とさらなる低重心化などで乗り味まで変えてしまった魔法のようなカスタムなのです。

モトグッツィ生誕の地イタリアの有名カスタムビルダーが手掛けただけのことはある、納得の1台だといえるでしょう。一度でいいからその走りを試してみたくなりますね。

OFFICINE ROSSOPURO

公式サイト

Moto Guzzi

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平塚直樹

平塚直樹

クルマやバイクの新車やお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジー、カスタム車など幅広く記事を執筆中。バイクやクルマ系雑誌の編集者を経て、フリーライターに。愛車はCBR650R、猫好き。