アメリカン・モータースポーツと言えば、バイク好きの方なら”フラットトラック・レース”を思い浮かべるのではないでしょうか?
紆余曲折を経て近年すっかり復活を果たしたアメリカ最古のモーターサイクル・メーカーである”Indian”も、フラットトラック・レースに復帰。即、旋風を巻き起こしていますが……
「Scout FTR 1200 Custom」が発表された!
なんと!今秋開催されたミラノショー2017(EICMA)にて、ご覧の「Scout FTR 1200 Custom」が発表されたのです。
何はともあれ、同社レーサー「Scout FTR 750」譲りのフラットトラック・スタイルのエクステリアに目を奪われます。
フラットトラック・レーサーそのもの、といったデザインのタンク&シートカウルをはじめ、フォークカバー&フェンダーはカーボンファイバー製。
キャストホイールのデザインも完全に「FTR 750」を模したものとされています。
様式美に従って右2本出しとされたエグゾーストは”S&S”製を装備しています。
が、それより何より注目したいのは、本モデルのエンジンが市販車「Scout」用の1,133cc水冷Vツインである点にあります。
海外情報サイトによりますと、Indian本社のマーケティング担当役員が「本モデルの市販化が一つのゴールである」と言ったとか。
それを裏付けるかのように、本車両はご覧のように、ヘッドライトを装備しています。今のところ公式リリースでの市販化は明言されていませんが、同社ウェブサイトには……
「FTR 750」にインスパイアされた「Scout FTR 1200 Custom」は、公道走行可能なトラッカーがどう見えるかの探求である
との文字が踊ります!
ということで、今のところ(公式には)多くは語られていない「Scout FTR 1200 Custom」ですが、とにもかくにも、このカッコ良さに惹かれる方は少なくないことでしょう。
それでは最後に動画をどうぞ!
正直にカミングアウトしますと、筆者は恐ろしくてリッター超のバイクで公道ズリズリなんて出来ないのでありますが、こんな本格派ルックのストリートトラッカーが市販されたら……ストリートを走りたいと思います。