ドゥカティから「新型Scrambler Mach 2.0」が発売。
2017年6月15日、南フランスのビアリッツで開催された、カスタムバイクの祭典「Wheels and Waves(ホイール・アンド・ウェーブス)」で発表されたモデルです。
情熱!レースに勝つために開発されたデスモドロミック!
複雑な水冷4バルブDOHCのエンジンにも採用されています。(写真:1098Rのエンジン)
Mach2.0のエンジンは、空冷2バルブL型の2気筒デスモドロミック。デスモドロミック機構によって、吸排気バルブの開閉を強制的に制御することができ、バルブを正確に駆動させることが可能です。これによって、カムの形状を大きく変更できるという利点があります。
グランプリのマシン用に開発されたエンジンは、125㏄のデスモドロミック・エンジンで、トリプル・カムシャフト方式でした。1956年のスウェーデンGPでは、圧倒的なパワーで勝利しています。
快適な走行を約束!1960年代からの歴史とともにある存在感
1960年の「Mach1 250」には、当時「Scrambler 250」と同じエンジンが搭載されていました。
サスペンションは、フロントにKYB製41mm径倒立フォーク、リアにKYB製プリロード・リバウンドアジャスタブルショック、アルミニウム製両持ち式スイングアームを採用。
ABS標準装備のブレーキは、フロントに330mm径ディスク、4ピストンラジアルマウントキャリパー、リアに245mm径ディスク、1ピストンフローティングキャリパーを搭載しています。
アパレルコレクションから誕生の外観に夢中!
Mach 2.0(マッハ2.0)は、ローランド・サンズとのコラボレーションにより実現し、Bell Cross Idolのヘルメットから着想されたデザイン。
ローポジションのアルミニウム製のバリアブルハンドルバーを備え、フラット・トラック・プロ専用のシート、カフェレーサーから生まれたつや消し加工のウイング仕様です。ボディのカラーリングは、1970年代の西海岸の雰囲気を感じるような外観になっています。
「Mach2.0」のスペック
エンジン:空冷2バルブL型2気筒デスモドロミック
全長×全幅×全高:2,100mm×845mm×1,150mm
軸間距離:1,445mm
シート高:790mm
排気量:803cc
最高出力:73ps / 8,250rpm
最大トルク:6.8kgm / 5,750rpm
圧縮比:11:1
ボア×ストローク:88×66mm
燃料タンク容量:13.5L
車両重量:186kg
価格:128万6,000円