雪が降ってから本番!冬のモータースポーツ「スノーバイク」が楽しすぎる件

「雪が降ったらバイクに乗れないし、春までお預けするか、スキーやスノボで紛らわす……」な〜んて寂しい思いをしている諸君。冬だからこそ乗れるバイクがあるって知ってました?

その名もまんまな「スノーバイク」。雪が降らないと乗れない上に、色々とぶっ飛んでいる乗り物なんです。一度乗ったらもうヤミつき!って魅力をあますところなくご紹介しちゃいます。

 

タイヤをスキー板とキャタピラに換装

スノーバイクとは何か?それは「専用のキットで雪道仕様にしたバイク」のことです。

実のところスノーバイクというマシンが単体で販売されているわけでありません。アメリカの「POLARIS社」が販売している「ティンバースレッド」というキットを用いて、フロントタイヤをスキー板、リアタイヤをキャタピラに換装することで完成します。

 

つまり冬以外は普通のバイクとして乗って、雪が降ったらスノーバイク仕様にして乗るという使い方もできます。ティンバースレッドは基本的にオフロードバイク向けのキットで、国内メーカーではヤマハ、海外メーカーではKTMやハスクバーナでの使用例が多いです。

 

フロントのスキー板とリアのキャタピラはそれなりに幅があるので、スノーバイク化すればこの通り自立できます!普段乗っているバイクを知っているオーナーからすれば、この姿勢はかなり新鮮。ちょっと感動するかもしれません。

 

ちなみにスノーバイクはよくスノーモービルと混同されがちですが、ぜんぜん違います。後者はあくまで「スノーモービルとして開発された専用マシン」なので、バイクとは明確に異なるジャンルです。

見分け方はとてもカンタン。前輪部分が2本のスキー板ならスノーモービル、1本ならスノーバイクです。

 

運転方法は通常のバイクと全く同じ

運転に至っては特に特殊なことはありません。あくまで前後タイヤを雪道仕様に変えただけなので、通常のバイクと全く同じです。エンジンの掛け方、アクセル、ブレーキ、ギアチェンジなど、いつも通りでぜんぜん問題ありません。コーナリングも通常通り車体を傾けて曲がる必要があり、リーンインよりはリーンアウトの方が曲がりやすく感じます。

 

注意点としては発進時に少なからず雪の抵抗があるので、クラッチを「スパッ」と繋がないとエンストして転んでしまいがちなこと。これは誰もが最初に体験する通過儀礼といっても過言ではないです。しかし、転んでも雪の上だとあまり痛くありませんし、臆せず練習してまずは発進をマスターしましょう!

 

ちなみに乗り方自体は完全にオフロードスタイルなので、オンロードバイクしか乗ったことのないバイカーは戸惑うかもしれません。とはいえ、30分も走れば慣れるのでご安心を。

 

雪道を走るのが楽しい!

スノーバイクの魅力を一言で語れば「雪道を走るのが楽しい」ってこと。あまりにシンプルな表現ですが、とにかくこれに尽きるんです!もともとバイクの魅力は「非日常」が大きなウエイトを占めますし、幻想的な雪の上をバイクで走るわけですから、凄まじい開放感を味わうことができます。

 

ただ走っているだけでも十分楽しいですが、曲がる際にキャタピラで「雪しぶき」を上げながら走る感覚は、一度味わうとクセになること間違いなしです!

 

当日の雪質にもよりますが、上質なパウダースノーの場合は、まるで宙に浮いているような浮遊感を味わうことができます。また、雪に埋まった木の枝を抜けていくスリリングな体験もスノーバイクならではの楽しみです。

 

スノーバイクを体験できるのは北海道のルスツ

スノーバイクはまだまだ国内での認知度が低いので、現状体験できる場所は北海道の「ルスツ」に限られています。

札幌に本社を構える輸入バイクショップ「サイクロン」が冬の間スノーバイクツアーを開催しているので、そちらに参加するのがほぼ唯一の方法です。

 

マシンのレンタルとレッスン、ツーリングがセットになっているので、初心者でも安心して楽しむことができます!スノーバイクを所有しているバイカーは極めて稀、多くとも北海道や岩手などの雪国在住者に限られると思うので、レンタルで楽しむのが一般的です。

 

乗らないと分からない楽しさ!

とにかく一度体験してみないと分からない……といわれる遊びは世の中に多々ありますが、スノーバイクほどこの言葉通りの遊びはありません。

マシンに跨り雪の上を走り出した瞬間に、頭の中にアドレナリンが大量放出!その感覚をぜひ味わってみて下さい!

サイクロン

公式サイト

さすライダー

さすライダー

バイクで日本2周、オーストラリア1周済みの、放浪系ライダー&ライターです。愛車のR1200GSに、MacBookを積んで走ってます。